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(まずは、留守中の挨拶・・・)
長野の実家に帰ってました。んで、今日戻ってきました。 今年オヤジが死んで初めてのお盆、新盆(あらぼん)でした。
巷では、お盆の13日を迎え盆、16日を送り盆という。
ちなみに、オヤジのお骨は、
まだ実家の骨箱の中。・・・墓資金がまだ無いので。
なので、
「迎え盆」とか云って、家に「魂を迎える」もなにも、
全然そこに居るので、
ま〜とりあえず、13日の迎え盆に、 坊さん呼んでお経をあげとこうか、ということになった。
昨日、お寺へクルマで迎えに行き、坊さんを実家へ連れてきて、 オヤジの好物の料理を備えた祭壇の前で、南無阿弥陀仏を唱えてもらった。 その後は、坊さんを食事とお酒で軽く振る舞った。酒好きの坊さんであるが、 その日はウチと同様の新盆の家を回り歩いて、お経と唱える予定らしく、 1杯そこそこで失礼すると云い、帰りも俺がクルマで坊さんを送っていった。
葬儀後の儀式シリーズで云えば、次は一周忌(来年4月11日)だ。
これであらかた一通り済んで、生活のリズムも出来てきていることもあり、 お袋も落ち着いた感じであった。
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(本当に、全く関係ないつながりですが、本題へ・・・)
実家のテレビで見ました、久々に、
イチローのレーザービーム!
ハラも高校野球少年時代、 少しだけ外野手をやったことはあるのですが、 云わせていただくと、外野からベースへの返球は、 あの距離ならば普通はワンバウンド返球が目標とする。
高校野球では必ずそう教えられる。 プロでもそうでしょう。それが基本なので。
ノーバウンドを目標にすると目標が遠い分、超〜意気込んでリキんで投げてしまう。 しかも距離があるだけに暴投になる確率が高い。 手元での少しの狂いが、目標地点でリカバリーの出来ない大きな狂いになる。 2塁、3塁への送球が大きく逸れれば、失点に直結するミスとなる。
というわけで、精度を重視してのワンバウンド返球の指導であるわけだが、 通常の選手ならば、返球のスピードから云っても ワンバウンドの方が速いはずなのだ、つまり球の弾道が低いから。
ノーバウンドにしたいと思ったら山なりの弾道になるのだ、普通の選手は!
イチローは ノーバウンド返球がほとんどである。
しかし、決してイチローは、 ノーバウンド送球することを最優先には考えていない。
普通の選手が、送球スピードとコントロールを考えて、 ワンバウンドでもいいから弾道の低さを重視して投げた返球と 同じような意識で、イチローも送球しているだけ。
普通の選手ならワンバウンドするの高さの返球が、 超強肩のイチローの場合、そのままの高さで落ちずに 地を這うように伸びて、結果として受け手に届いてしまう、
それだけのことである。
コントロールできて、すばやく届く高さの返球・・・。 基本に忠実に、当たり前の送球を心がけているだけなのだが、 ごまかしようのない基本プレイだけに、凄みを感じる・・・。 メジャー級とか云うより、それを超えているプレイである。
2年前、メジャーデビューしたばかりの 2001年4月11日のアスレチックス戦。
いきなりメジャーに己の強肩を知らしめた、 あの、ライトからの地を這うような3塁刺殺返球。
現地アナウンサーが思わず、
"LASER BEEEEEAM!ICHIRO!"
と叫んで、イチローの投げた返球を形容したのは、 あまりにも有名。
今回、 それと同じケースでの捕殺は、その時以来久しぶりであった。
え?、それ以来?、 意外でしょう・・・
勘のいい方はお気づきかと思うが、 あの時の「レーザービーム」があまりにもインパクトが強くて、 同様のケースで他のメジャーの各球団のランナーが、 ビビって走ってくれなかったのだ。
で、今回のプレーについての イチローのコメントがまた、あまりにカッコよすぎる。
「(2塁でランナーが) おそらく止まるだろうと思っていたから少し驚きましたね。
”アレ(前述の「レーザービーム」)”以降、 あのタイミングで走ってくれるランナーがいなくなっていたんで、
そういう意味では退屈してました。
(だから、ランナーが3塁へ走ったのが見えたときは)
『しめしめ』という気持ちも 無くはないですね。」
メジャーに入って矢先、一発本気を見せたら、 皆ビビってしまって獲物が現れなくなり、
退屈だったと。
それから2年後、久々に獲物があらわれ、
『しめしめ』と思ったと。
で、かる〜く仕留めちゃったと。
ムカツクほど かっこいいじゃないですか、 この余裕。
セーフコフィールドの センターからライトにかけてのゾーンが、
『エリア51』
と、特別な響きを持ってファンから呼ばれる理由を 改めて思い知ったメジャーの各球団・・・
でも、懲りずにチャレンジしてくれなきゃ、 レーザービーム観れないんですけど・・・
030814 t a i c h i
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