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一昨年の夏祭りで買った金魚が 一週間足らずで全滅し、名前を付けて可愛がって いた息子が不憫で、似たような連中をホームセンターで購入して一年半。 居着いた5匹の金魚は、今も元気で二冬目を越えようとしている。
最近、少しばかり金魚に異変が起こった。入れた端から 水が濁るのだ。 片方の水槽には3匹、もう片方に2匹。3匹の方は確かに汚れがちだったが、これまでの 汚れや濁りと明らかに違う。そして生臭い。
金魚の発情期が始まったらしい。どうやら水は、雄の放精で濁っているのだ。 うわ〜・・・。
水濁りは2つの水槽で殆んど同時に始まった。その少し前に、以前卵を産んだと見られる 「しんごちゃん」の居る方とは別の水槽でも卵が見付かった。要するに雄雌バランス 良く、2つの水槽に配置されてしまっていたと言う事なのだろう。 これは分けるべきだ。 でも、どれがオスでどれがメスなの??
取り敢えず、メンバーチェンジを開始する事にする。 5匹の金魚、うち和金(28円だった)が3匹。朱文金、コメット(300円だった)が1匹ずつ。 3匹水槽の中の1匹「しんごちゃん」は一際身体の小さい和金だ。水濁りが 起きた際も 一番弱っていた。 水質にやられたと言うよりは オスに突付き回されたのが原因だろう。 これはメスだと家族の見解が一致。 ではもう一方の水槽の2匹のうちメスはどっちだろう。紅白のコメットと「ぽんぽん」 と言う名前の 息子の一番のお気に入りのうち、どちらかがメスでどちらかがオスなのだ。 顔を見ても判らないので、当てずっぽうで「しんごちゃん」と「ぽんぽん」を同室に して見た。 コメットの「チンコロ」(息子が命名)は3匹の水槽へ。
すると3日で 双方の水槽が真っ白けに濁ってしまったのである。 しかも「しんごちゃん」の水槽では 卵まで生まれている。 「・・・・・・(泣)」 金魚の水替えは大変だ。もう本当に大変なのだ。勘弁して。
ここで和金「ぽんぽん」は オスである可能性が大変高い事が発覚した。 そうであるなら3匹水槽に移した「チンコロ」がメスであると言う事になる。 ではチェンジ。
今は「しんご」と「チンコロ」が2匹で同居。 「ぽんぽん」は3匹水槽へ。残りの2匹は朱文金の「ベイブレード」(息子命名) 太った和金の「がんちゃん」(私が命名、正式名は「ガンツケ」)だ。 これで2匹水槽の方で 放精による濁りは発生しなくなる筈だ。 だが残りの3匹のうち、「ぽんぽん」を除く1匹がメスである可能性は まだある。 もし濁ったら、どちらをメスと判断すればいいのか。 顔を見ても行動を見ても体型を見ても さっぱりなのだが。
それにしても金魚連中は大きくなった。 サイズの大きい掬い網にも顔しか入らなくなったので、移動の際は ほぼ手掴みだ。
暑苦しい金魚達だが、こうして写真で見ると気のせいか何だか涼しげだ。 ちなみにこれは水槽ではありません。衣装ケースの引き出しです。
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