| | |
以前にも書いたが、娘たちは父親を嫌いになりつつある。
もう少し前は、もうちょっと好きだった。
時が経つにつれ、「父親嫌い度」アップ。
寄ると触ると、 「お父さん、またこんなこと言った。した」と、話している。
また、途切れもせずに理不尽な言動を繰り返して、娘たちにネタを 提供する、夫も夫だが…。
夫の肩は持ちたくないが、ここで娘たちの側につくのも大人げない。 ちょっとだけ、夫のフォローをすることにした。
不本意だけど。(笑)
いつ言おうか、タイミングを見計らうこと数日。 いや、実はフォローしたくないから一日延ばしにしていた。(^_^;
延ばしていても、何も見えてこん。 思い切って、話しておこう。←思い切らないと言えない
「な〜、あんた達。お父さんの事を嫌いだって言ってるけどさ〜」
もうこの時点で、話すのを止めたい私。 でも、言いかけたことは最後まで言う。女だもん。女の心意気だ。
という事で、 父親は23才で結婚して30才になるまで、遊びにも行かず、 毎日仕事してテレビ見て晩酌して寝るという生活を続け、娘たちを 養ってきた。私らが生活できたのは父親のおかげなんだと、 熱弁をふるった。
「なんで30才までなの?」長女が問う。
「30才でお店を出してからは、夜に飲み歩くようになったから…」
そうだ、自分でお店をやるようになってから10年間は、毎週休みの たびにゴルフして、その後飲んで、明け方まで帰って来なかった。 そいで、肝臓を壊して現在の弱っちぃ夫のできあがりだ。
「だからね、私ら家族がご飯を食べられて、娘たちが学校に通えたのは、 お父さんが働いてくれてるおかげなんだよ。このまま『嫌いになった から、はい、さよなら』じゃダメでしょ?育ててもらった恩を返す べきなんじゃないの?」
その『恩返し』は、何を返すのかは、それぞれ考えるように告げた。
あぁ〜、私ってすばらしい出来た嫁であり母だ。 ←うっとり
「じゃあ、じゃあね、ボクチンの恩返しは『高校を卒業する事』にする」
三女、私立高校で学費がどっさりかかってるのに、そこを卒業する事が 恩返しになると考えているのか?
「そうやもん、高校を卒業するのは大変だもん」
あの父にしてこの娘あり。
|
|