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暑い、暑い、暑い。 とにかく、暑い。
「60才になったら、この暑さは耐えられない。 暑さから逃れたい。ばばぁになる前に移住する」
20年以上この暑さを味わっているが、まだ慣れない。 きっと、一生慣れない。 死ぬまで慣れないというか、死ぬ。
「北海道は、冬が厳しすぎる。ワシはあの寒さは耐えられん」
「京都の暑さに比べたら、北海道の寒さなんてヘよ」
京都で生まれ育った夫は、北海道の寒さが耐えられず、 北海道で生まれ育った私は、京都の暑さが我慢ならん。
堂々巡りの夫婦の会話。 けしてどちらも妥協しない。 ジジパパになっても二人一緒に暮らしているとは限らないのに、 とても真剣に老後の暮らしについて討論する。←無意味だ
「大体、知らない土地でどうやって食っていくんや?」
ばかね、ジジババの働き口なんて、どこ行ってもないわよ。 少しだけでも今のうちから貯めて、年金もらって、食いつぶすんだよ。 夫は、んな事もわからないのか。
真面目な話、夫が先に逝ったら、私はとっとこ北海道に帰るつもり。 娘にも、そう言い渡してある。 たぶん、三女は私のお尻についてくる。 次女は、「北海道で働くってのもアリだな」と言ってた。 問題は長女だ。 ヤツはキャリアウーマンタイプなので、仕事を重要視するだろう。
なんちゃって、夫が逝く時はすでに三人娘たちも(嫁に)逝ってる だろうけど。
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