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なんか、虚しいな〜と、
スライスハムかじりながら、遠い目。
ハムかじって考え事したんじゃ、切迫感がないな。
だって、お腹がすいちゃったんだよ。
昼食を夫に提供したけど、私は食べなかった。 一緒に食べる気がしなかった。 向き合ってご飯を食べるのって、ストレスがたまるんだ。 話しかけられたら、適当に相づちを打つ。 気持ちが通じていない。というか、離れている。 もう二度と、気持ちが通じることはない気がする。
これは、ワンコが来たせいじゃない。 ワンコのことは、ただのきっかけにすぎない。 じわじわと離れていた気持ちを見ないようにしていたけど、 つい、覗いてしまった。 そうしたら、想像以上に事態は悪化していた。 って感じ。
積み木崩し。 そっと、一つずつ積み木を取り除いていた。 ひとつ。 またひとつ。 まだいけそう、もうひとつ。 もうひとつくらい、大丈夫だろう。 抜け殻だらけの積み木の山は、油断という積み木を抜いたとたん 崩れ落ちた。
夫は、私がそんな風に考えているとは夢にも思っていないだろう。 たぶん、現状維持できてるからOKだと思っているんじゃないかな。
ワンコはかわいいし、 妻は大人しいし、 娘らは、自立しつつある。
ワシは、ワンコを愛でてゴルフして、働いてお金を家に入れたらOKだと。
OK、OK、KOパンチ。
あ〜ぁ、ワンコ中心の生活なんておもろないよ〜。
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