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とうとう夫は、声を出すということを忘れたようだ。
起きてから3時間以上もの間に、声を発したのは、 「ごちそうさま」と「三女はどこへ出かけるんだ?」と、 「じゃあ」だけだった。
こういう時こそ、良妻は夫を思い元気づけるのだろう。 が、私にはそれができない。 下手に話しかけて夫の逆鱗に触れるのが恐いからだ。
夫と一緒に石になる。 寡黙夫婦。 静かで、それもまた良し。←悪妻?
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昨日の日記の続き。
夫は、長女に謝った。 反省したらすぐに謝るのが夫の長所である。 (謝ってすむなら警察いらんという説もあるが)
「長女、なんて言った?」と、おそるおそる夫に聞いた。
「お父さんの事は怒ってないんやて。嫌な事を思い出したのが 辛いと、泣いてるわ」
まぁ、なんて大人な。
これが私なら、 「人の心を傷つけて、こいつが悪い。ばかやろー」 と、夫を責めているところだ。
一生根に持つかもしれない。 事実、夫の言動で一生根に持っている事柄がある。 その事は、いまわの際に 「あの時のこれこれは死んでも恨む」 と夫に言ってろうと、手ぐすね引いている。 (え?死ぬまで夫婦でいるの?という問いは却下)
長女21才。 いつの間にか成長したものだなぁ。 (大体、あいつは小学生の頃から変に大人だった) 人間が精神的に大人になるのは、37才だそうだ。 21才の長女が37才になった時、どんな女性が出来上がるのだろう。
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