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夜中、いつものように娘を迎えに行く。
歩道のない道の右端を、足早に歩く。
夜中でも、時折車が通りすぎ、家々の灯りも見える。
自販機を過ぎたあたりで、前方から車。
スピードを徐々にゆるめ。
そして、
止まる?
どきっ。
知らない車が自分の横で止まるのは、気持ちが悪い。
が、
止まるかと思いきや、またスピードを上げて通り過ぎた。
あれれ? 今のは、なんだったの?
知り合いが歩いていると思い車を止めようとしたが、 よく見ると、人違いだったので通り過ぎたとか?
‥‥……━★‥‥……━★‥‥……━★
その話を長女にしたら、大笑いされた。
「知り合いと間違ったんやないと思う。女性が一人で歩いてる から、声をかけようとしたけど、近くに寄ったらオバハン だったので、声をかけずに通り過ぎたんやろー」
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