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先日の喧嘩の際、私の言葉にカッとした夫はずっと愛飲 していた、健康食品・漢方薬4種類をゴミ箱に捨てた。
私が、 「そんなものを飲んで健康に気をつけたって、 まず控えなければいけないもの(アルコール)をそんなに 飲んでいたら、何にもならない」
と、夫を責めたからだ。
志村けんもそうみたいね。 健康に良いと言われる食べ物をせっせと摂り、ウコンとかの 健康食品を飲み、そしてがんがんタバコを吸ってお酒を飲む。
夫とそっくり。
本末転倒ではないかと、常日頃から思っている。 思っているだけではなく、折に触れて夫に言っている。
それなのに夫は、この年末年始も、親のカタキのようにお酒を 飲み続けた。 で、 朝にはカラエヅキ。 だるそうに横になる。 むくんだ活力のない顔。
そして 「ワシは長生きでけへんな。死ぬときゃスッと死にたい。 お前らにはワシの生命保険があるから、生活の心配はない」 などと、しょっちゅうのたまう。
いいかげんにしてほしい。
それで、酔っぱらった時に、また夫にねちねち説教してしまった。 夫、激怒。
「もうワシは薬は一切飲まん。それでええんやろっ」
違いますからっ。 意味を取り違えている。 でも、頭に血が上った夫には私の真意は伝わらない。
夫だってわかってるのだ。 お酒が自分の身体をダメにしていることを。 だけど止められない。
その意志の弱さに、夫自身もがっかりしているのだ。 なんて自分は意志薄弱な男だろうと、反省しているのだ。
でも止められない。 毎日、葛藤しつつお酒を飲んでいるのだ。
ある種の後ろめたさを持ちつつ、それでも止められないお酒。 そんな時に、妻のきつい言葉。
ま、夫がカッとする気持ちもわからなくはないかもしれないかもしれない。
ちゅーことで、少し妥協する事にした。 夫が捨てたウコンを、通販で注文した。 金1万3500円也。
「もう一切お酒についても薬についても何も言わないから、 これを飲んで」と言うつもり。
夫は、飲むかな?
薬を飲むのを止めてから、以前よりよけいにしんどそう。 毎日、胃薬だけ飲んでいる。 しんどそうで不機嫌な顔を見るより、好きなお酒を飲ませて 上機嫌にさせておく方が、私は快適な暮らしができる。 やっと、それに気づいたのだ。
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