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■ 撮影の打ち合わせ
会社のHPリニューアル企画で、映画関係の会社なんだからスチールでなくてムーヴィーを多用しようよってことになり、最近、変化が激しくミニバブルといわれている地元銀座街並みを定期的に撮影してアーカイブしたらおもしろいんじゃない?とプロデューサのお父さん。ヨッシャヨッシャそれで行きましょうと社長さん。 脚本も何もなし。ただ名の付く街並みを車のサンルーフからドリーで撮ればよいのよ。更新は三ヶ月に一度、季節感が出れば良し。簡単でしょ。どうせ編集エンコードはお父さんがやらなければならないから簡単な方が良いのよ。「でもネェお父さん、この絵面(エヅラ)どっかで見たこと無い?あ、そうそう12チャンネルのアドマチック何とかってヤツ!」「だまらっしゃい!あの絵はちょこちょこ動き回って見るからに五月蠅いでしょ!おいらの絵はムーヴィーの動とスチールの静が我が社の社風とマッチした超画期的定点的描写重視の作品なのよ!」と、言ってる本人も全く訳解らん言い訳。 「さてスタッフを決めまぁす。キャメラは社長にお願いしまぁす。運転はAさん、そしてディレクターはIさん、天候が良ければ明後日の日没直前、西日を浴びた街並みをノーカットでドリーしてください。」 「お父さんは行かないのですか?」 「私は車に酔いますから時間を見計らって四丁目の交差点にいます」 「お父さんずるいッス」 「社長、夕方は冷えますから、帽子、マスク、出来れば目出し帽が良いのでは?」 「嫌ですヨォ・・・」 「銀座のお姉様方の出勤時ですから、良いも悪いも人相隠したが方が・・・・」 「悪いも?どういう意味ですか?」 「たとえばお姉様方に飲み代払っていないとか・・・・」
お父さん目出し帽を期待してるんです。内緒ですがアタイが一緒に乗らない理由は、四丁目付近で得体の知れない撮影隊をこっそり逆撮りしたいんですねぇ、、、ヲッフォッフォ、、、華やかな夕方の銀座、白いセルシオのサンルーフからちょこんと顔を出してキャメラを構えている目出し帽のオジサン!絵になるでぇ!ヲッフォッフォ・・・
2005年01月17日(月)
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