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■ 納会
大掃除も無事に終わり、毎年恒例の会長差し入れ、なだ万のお弁当も皆に配られた。 お父さんは食べずに持って帰る。これも毎年恒例。去年はゴウ助に食われた。
「かあちゃん、今年一年ご苦労様。今晩お父さんが高級和食おごるから、銀ブラに出てこない?」 「ほいほいお父さん、待ってましたよ」
「予約の○○です」 「いらっしゃいませ。○○様お見えになりました」とさりげなく店長 「いらっしゃいませ。○○様」と女将さん。 「家内です」とお父さんは女将に紹介 「どう?かあちゃん、ヲッフォッフォの女将さんでしょ?」
一通り料理の説明を受けて、取り敢えず中ぐらいを注文。 「○○様のご注文は何々の何番です」 「○○様ビールのご注文です」 と、裏に消えた女将の声。ヲッフォフォフォ何か気分良いですが、照れくさいですねぇ。かあちゃんはお酒のリストに釘付け。焼酎にしようかしら?清酒にしようかしら? 「女将さん、ここのお料理はどちらかというと清酒が合いますか?」 「家の店長は利き酒士でございます。今呼びますのでご相談ください」 と、言うことでお酒も店長に任せる。 「これは静岡の何とかという酒です」 静岡!余り聞かないですねぇぇ 「はい、近頃幻の酒とかで巷で話題になっている数少ない酒でございます」 旨いですねと、何気なく酒リストに目をやる。へ!そんなに高くないですね!これはミッケモンですねぇ。日本酒の味がシッカリしていますね。最近のヘナヘナ吟醸酒とはチト違いますねぇぇ。 「お酒は如何でございますか?」と女将さん 「いやぁ旨いですねぇ。気に入りました」ヲッフォフォフォ・・
店内観察。というより客層観察。 フムフム・・やはり場所柄それなりの紳士と同伴出勤のお姉様方が一際目立つ。 な、かあちゃん、、、隅にいる4人の紳士方はオイラと同い年くらいかな? 「そうね、ちょいとあちらさんの方が若いかしら?」 「へぇそんなモンかな・・オイラ的観察ではお父さんの方が若いような気がするケンドなぁ」それにしても雰囲気を壊すタバコの煙と高笑い。だからジイサンって嫌いよ・・・何言ってるのよ自分だってジイのくせに・・と冷たい母ちゃん。
店長と女将の見送りを受けて銀座の町へ。 「会社この近くなので、晩酌にシトリできてアラカルトオーダーできますか?」 「もちろんでございますよ、是非お待ちしております」と女将 「そうですか、そうですか。そのときはお願いしますね」とお父さんヲッフォフォフォ
かあちゃん「ラーメン食おうか?」 お父さん「そうさね、その前にもう一杯飲むか?君を口説いた地下のBへ行く?そこでカツサンドを特別注文してみるかい?」 かあちゃん「太る!」 ラーメン食おうかっていったの何処の誰よ? ぎゃは満員だ! 「テーブル席でよろしいですか?」 「良いですよ。美味しいブラッディマリーを二つ!そして上からカツサンドを一つ!」 「お客様申し訳ありません。本日はごらんのような混み合いですのでご勘弁を・・食べ物のメニューをお持ちしますのよろしければそれで・・・」 なになに?いつからこんなメニュー出来たのよぉ?オイラに内緒でサァ。なになに?ピッザ?オイラの好物! かあちゃん、オイラの意見も聞かず勝手に何とかピッザを注文。 ウメェェこのパリパリ感が何ともいえねぇ。 「マスタ!旨いね。ついでにブラッディマリーオイスターソースを二つお代わりください!」
飲んだ食った・・・ゆっくり銀座のデコレーションを観察する余裕もなく電車に飛び乗り、寝過ごして、例のごとくかあちゃんに置いてきぼり。 でもね、かあちゃん、この一年ご苦労様でした。環境が代わりそして色々な苦労が絶えないかあちゃんに、お父さんからのささやか慰労ディナーでした。その分油が増えるケンド。。。。。勘弁ね。。。。。
2004年12月27日(月)
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