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日々いろいろ
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Que n'ai-je?


 
 最近、Keren Annに魂抜かれています。フランスのスザンヌ・ヴェガ。フランソワーズ・アルディ、ジェーン・バーキンの再来とか言われてるケレンちゃんですが、フランス人じゃないです。イスラエル生まれのフランス育ち。パパがロシア系イスラエル人、ママがオランダ系ジャワ人。わたしはフランス語の歌詞の方がすきなんですが、英語でも歌ってくれます。
 一番魂を抜かれまくりなのが、La Forme et le Fond。リピートでかけまくりでラインハルトとキルヒアイスの話を書いているせいか、なんだか通奏低音のようになっちゃって、困っています。これは、もうテーマ曲なんだろうか?というくらいです。笑っちゃいます。
 同時進行で企画の連載の「眠れ、おだやかな鎮魂歌を歌いながら」と究極の赤金を書いていたら、どっちも進まなくて困りました。そして、究極の赤金が長くなりそうです。うーん。短くはしようと思えばできるのですが、もったいないなあーと。たぶん、これっきりの設定(自分が我慢ならないだろう設定)だし。とことん書けるところまで書いてみようかな?まずは、企画連載を終わらせて、もうちょっと練ってみよう。フリー配布はやめました。だって、長いし。もしかしたら、本にするかもしれないです。薄くて小さめな本を何冊か、やってみようかなーと。フリー配布は、たぶん1周年とかに。一周年というと、10月。あんまり時間ないけどがんばりますですー。

「眠れ、おだやかな鎮魂歌を歌いながら」が、中途半端で終わったままで更新が遅くてごめんなさい。やっと3話アップ。お話の方向性が見えてきました。かなりの捏造気味で笑っちゃうのですが、こういう感じで。7月いっぱい完結は難しくなってきました。わー、ごめんなさい。企画の募集は7/31までですが、8月の中ごろくらいまで展示させていただこうと思っているので、それまでには完結させたいです。

 前に言われたことがあるのですが、「マユコさんのラインハルトは素直ですね」うん、口では素直だけど全然人の意見を聞きません。そして、一番自分のことをわかっていないかもしれないです。ラインハルトが話すときに、決めていることは綺麗というか、響きのいい言葉を使うこと。ということです。原作でも、音楽的な声とあるので、人をののしるときもできるだけ響きが良さそうな感じでーと選んでいます。おなじようなところで、ロイエンタールも。
 アンケートの回答で、書いて欲しいものという項目で、生きているキルヒアイスと夢ネタでラインハルトの夢にキルヒアイスが出てくる(キルヒアイス死後)というのを頂いたのですが、うわーん、ごめんなさい。すんげぇパラレルか、まったくの別ものではわかりませんが、そう言う設定は絶対書かないと広言しているので、たぶん書きません。夢に出てくるのもです。ラインハルトはラインハルト自身で乗り越えて欲しいというか、キルヒアイスもラインハルトの中の問題は、どうすることもできないのだと思うのですよー。だから、書かない。ラインハルトはかわいそうかもしれないけど、徹底された不在の中で変わって欲しいです。ラインハルトが考えて感じて答えを出したものが、きっとキルヒアイスとおなじものだと思うからです。存在がないとだめになっちゃうような、二人ではないと思うからです。わたしはたぶん、ラインハルトもキルヒアイスもこれ以上にないくらい、買いかぶっているのですよ、きっと。
 だから、原作でゆるせないのは「キルヒアイスが諌めにきたのだ」という、例のところです。本投げました。くそー、あれは黙殺することにしました(おいおい)。

 いろんなひとのラインハルト論とかラインハルト論とか聞きたいです。どんどん送りつけちゃってオッケーなので、興味のある方はぜひに。


*暑いのでクラゲさんで。


2005年07月29日(金)