カミチィのバス乗務日記
カミチィ
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2007年02月01日(木) ■ |
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JR大野城線2番(車号4593) |
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・・・・・・・・・・・・ 出勤:06:42 退勤:21:39 天候:晴れっ(超寒ぅ) ・・・・・・・・・・・・
今日はJR大野城線2番。
これまでこの路線はコミュニティバスの輪番で 1番が廻ってきてたので、 この2番は初めてORめっちゃ久しぶり!
何せ今日は13本(13往復)!スターフ7枚! モォ〜、、スターフが分厚いのなんのって(~o~) センスのように扇ぐと大量の風をおこせますね(^_^.)
朝ラッシュはそこまで多くなく、 道路渋滞もなく好調好調!
順調にスターフがめくれていくよ!
・・・の、ハズ。
でしたが、
大事件勃発!!(-"-)
お昼すぎの便でのこと。 月の浦営業所を出発して、無事?(←ココ大事よ) 終点のJR大野城駅で降車扱いを終えて、 あと1分ぐらいで折り返し月の浦営業所行き発車しまーす! という時、 外からカミチィの座っている運転席の窓をノックするご婦人が・・・
で、カミチィ、何だろ?と思って、 窓を開けると・・・
ご婦人(以下「婦」)いきなり、 「あなた、私をおいていったでしょ?」
カミチィ(以下「カ」) 「はいぃ??(・_・)......ン?」
婦「あなた○○○で私をおいていったでしょ?」
カ「はっ??どういうことですか?」
婦「私、いつもこの時間のこのバスを利用しているのよ! いつも発車時間の5分前に家を出るのよ! それでいつも間に合うのに今日は間に合わなかったわ! この路線は1時間に1本しかないんだからちゃんと時間守ってよ! あなた早発したでしょ? 始発からまだ二つ目のバス停でしょ? なんで早発するのよ?」
カ「いえ!早発はしてませんよ!」
婦「いーーぇ(`´)してます! 私がバス停につく頃はあなた、もうバス停を通過してたわよ!」
カ「いえ、早発はしてませんよ!」
営業所出て最初のバス停で乗車扱いしたしね、、!
婦「いいえ!じぇーーーったぃ、早発したわよお!、 それに私が手を振って追いかけているのに、 知らんぷりして行ったでしょ?」
カ「いえ、それは全然気が付きませんでした・・・」
婦「結局、私タクシー呼んでバスなら300円で済むところを 1200円も払ったのよ。。!」
カ「はぁ・・、すみません。。(ひらあやまり)」
なにやらこのご婦人はタクシーで先回りして、 わざわざ文句を言うためにカミチィ号の到着を待ってた模様です。。
婦「あなた、バス停を通過した後、左に曲がるでしょ?(うん、確かに曲がるゾ) その時止まってたから私を待ってくれてると思って一生懸命走ったのよ!」
その時確かに止まってたけど、 それは単に左折出来ないので左折できるまで 車が通り過ぎるのを待ってただけなのよ。
婦「でも、あなた曲がって行っちゃったから・・・・、 それでも私、あなたが止まってくれると信じて、 次のバス停まであなたを追いかけたのよ!」
いや、まず追いつくのは無理でしょ!
婦「でもあなたは待ってくれなかったわ!」
そうだよ!だって追いかけてるなんて知らないモン。
婦「もう、あなたは早発もするし、 私をおいて行くしあなたはヒドイ運転士だわ! 大体曲がる時にバックミラー見るでしょ! それを見てないってことはどういうことよ!(バックミラーを指差しながら!)」
カ「・・それはすみません。。」
カミチィあきれて何も言えないぞ!好き勝手なことばかり言って(`´)
婦「わたし、ゼぇ〜〜ッタイこのことは許しませんからね!営業所に文句言ってやるわ!」
カ「どうぞ!電話してください!」
婦「あなた名前なんていうのよ!」
カ「カミチィと言います。(名札を見せながら)」
婦「電話番号教えなさいよ!」
なんだ電話番号知らないのかよ!
カ「少々お待ちください! (手がかかるのぉ〜!電話番号ぐらい自分で調べろよ!プンプン)」
降車口に遅延証明書があるのでそれに月の浦営業所の電話番号が書いてあると思ったけど、 テレホンセンターの電話番号しかなかったので、 ボールペンで営業所の電話番号とカミチィの苗字を書いて、 わざわざバスから降りてその人に直接頭を下げて謝ってその紙を渡しました。
で、
カ「どーもすみませんでした!」
婦「いーえ!ゼぇ〜〜ッタぁイ許しません(`´)!(かなりアツイ!) 本当は今すぐ電話したいけど、もうすぐ電車が来るし 急ぐから電話できないけど、ゼぇ〜ッタイあとで電話しますからね!(`´) バックミラーはちゃんと見なさいよね(`´) 本当にアナタはヒドイ運転士だわ(ぷんぷん<`ヘ´>)」
カ「あい。。しゅみましぇん。。。」
と言って、そのご婦人は去る。
相当怒り心頭でしたね! もー、アツイアツイ(^_^;)湯気が出てたぞ!
しかし、よく考えてみたら、 それって『乗り遅れ!』って言うんじゃないのか?^^; んん〜??(^_^.)
と、ここで大野城駅の発車時間4分経過。。
車内の3人のお客さん・・・
。。(・_・)(・_・)(・_・)。。しぃーーん
で、カミチィ、運転席に戻る時に車内のお客さんに 「すみません、お待たせしました・・」
お客さん、やっぱり・・
しぃーーん。。。(・_・)(・_・)(・_・)。。。
お客さんみんなカミチィに気を使って、 カミチィから目をそらして 何も気付かないふりをしてくれてるみたいでした。。
その後カミチィは深呼吸をして発車! 少し動揺してるゾ。。(^^ゞ
クラッチの繋ぎを失敗してバスが少しガックンガックンしてしまった。。
それにしても全然、その人のこと気が付かなかった。 ずっ〜とそのことを考えながら月の浦まで運転してしまった。 あの時の光景はよく覚えているんだけど、 全く気が付かなかったなあ〜(-"-) バックミラーにも見えなかったし・・ けどもしバックミラーに見えても相当近くじゃないと、 わかんないよねぇ〜! 豆粒じゃわかんないぞぅ!
で、月の浦営業所に着いてから、この件を上司に報告。 どうせ電話かかってくるのなら前もって上司に報告しとかないと話がうまく通じないし。。
かくかくしかじか・・・
と、説明しました。
そしてバスにはメモリーカードというのがあって、 一応それで各バス停の通過時間が記録されて残っているので、 それで○○○の通過時間を調べてもらったら、 早発はしていないよ!とのことでした。 ただこれは時刻を手動で設定しているので、 その設定を本来の時刻の数秒前に設定しておけば、 メモリーカード上は早発してないことになるけど、 実際の時刻上では早発も可能である。。
一番正しいのはバスナビ(バスロケーションシステム)の時間が一番正しいとのこと。
で、JR大野城線は毎回、営業所に帰ってくるので、 電話かかってきたかドキドキしながら上司に尋ねてみると、 電話かかってこないよ!とのこと。
結局、夜になっても電話はありませんでした。
今日はこの件さえなければ上出来でしたが、 この件のおかげで少し意気消沈。。(__;)
この仕事して初めてこんな文句をもらった。。 確かにこの路線は1時間に1本しか運行してないからね。。
これからは気をつけよっと。。
ふぅ(*´ο`*)=3
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