気持ちメモ
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2005年12月04日(日) 手紙の行方

相棒宅に1週間ほどお世話になっている間に、色々話をしようと思ってたのに。
平日は相棒が仕事を家に持ち帰ってたりとか、休日は出かけたりで結局よくわからないまま、帰ってきてしまった・・・。いつものことか・・・。

話を切り出すタイミングはいくらでもあったはずなんだけどなぁ。
なんせ私も時差ボケとかで、20時くらいには眠くなってしまったりしてたし。
家にいるとなんとなく改まって話を持ち出すのもなぜか気が引けた。
気が引けたと言うか・・・。
晩ご飯を食べて私が後片付けをしてたりするうちに、相棒はテレビを見てくつろいだりしてて、ついつい私もそんな雰囲気にのまれてしまったりしてた。

前に宣言したとおり、南国で書いて書いて書きまくった手紙。
いざとなると渡したらいいものか、渡さない方がいいものか迷った。
だってね、本当に赤裸々に思ってたこと書いてあったし。
これを相棒が読んだらどう思うんだろう・・・と怖くなった。

そろそろ寝ようか〜となった時、思い切って相棒に言ってみた。
「実はね、相棒宛に手紙を書いてたんだよ〜」って。
で、それを相棒に見せたら、その量に相棒は少し引いてた(笑)
だろうな、ノートというか、便箋のようなものだけど、それの2冊にびっしりと書いてあるんだし。
小説?とか言われたよ・・・。
原稿用紙にしてみたらどれくらいあるんだろうね〜。
150枚くらいあるから、小説だったら長編になるんだろうか。
それをペラペラとめくりながら、とあるページを相棒は読んだ。
それは嫁と会った時のことが書いてあるページで、少ししてから相棒は「思い出したくない・・・」と言って読むのをやめた。
だろうね、思い出したくないだろうね・・・。
あの日はきっと3人揃って嫌な思いをしただろうし。
相棒は手紙をポンとそばに置いたので、なぜか私は回収してしまった。
回収したことを相棒は何を言わなかったし。

北海道に帰る前の晩に「せっかく書いてくれた手紙なんだから、置いてってよ」と相棒に言われたけど、チラッと見せた時の様子を思うと、相棒に読ませるのはちょっと・・・と思ったので、結局持って帰ってきた。

見せたのが良かったのか悪かったのかわかんないし、相棒に渡さなかったのが良かったのか悪かったのかもわからないけど。
だけど、なんていうんだろう・・・。
書いてる途中これを相棒に渡すかどうか悩んでいたけど、それでも書くのは相棒に読ませるという前提で書いていたからなのかなぁ。
私の中ですっきりした部分がある。
どうにもならない過ぎてしまったことに対するわだかまりを手紙に思い切りぶつけたことによって、相棒に伝えた!というような感覚がある。
実際相棒は読んでないんだから、相棒はそういう私の気持を想像してるかもしれないにしても、私にしてみると相棒の想像がどういうものなのかわからないし、だからそれが合ってるか合ってないかもわからない。
だから、相棒が私の気持を手に取るようにわかっているとは言いがたいんだけど、この手紙によって知らせたような錯覚を私は感じている。
今までもここにもしつこいくらい、あーだこーだと書き連ねていたけど、それはあくまでも相棒には見られないということで書いていたから、ここに書いて吐き出した!というのとは違ったみたい。
そういうことを考えると、自分のためにも書いてよかったなぁと思ってる。

もうたぶん相棒にはこの手紙は渡さないだろうけど、ここまでの大作?なので捨てるに捨てられずに取っておいてるんだけどね。


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