初採卵! 【周期13日目】 - 2004年10月21日(木) 今日はついに初採卵日だ。 病院は9時45分予約なのに、家を8時半に出た。 主人は、一人じゃないと採精できないらしく、早めにでて お茶をしたりしていた。 ついつい自分の事ばかりを考えていて、琴夫の一人の時間が 短くなってしまった。 ド○ールに入るも、絶飲絶食でないといけないので、お供えみたいに アイスコーヒーを前に本などを読んでみるけど、全然読み進めることが出来ない。 そんなこんなで45分くらい待っていると、琴夫が駅にやってきて、 ブツを受け取る。なんでも、「緊張してしまった」らしい。 病院に着くと、休憩室を案内されロッカーに荷物をおいて、診察室へ。 少し、ICSIの説明を受けて、夫婦の同意書を提出した後、 診察台へ。 看護師さんが横にやってきて、服の上から血圧を測る。 私は、普段血圧が100以下の事が多いのに、120を超えていた。 血圧を測りながら、下半身では既に先生がエコーを診たリしている。 (ひ、ひえぇ〜〜、ちょっと待った待った。心の準備が〜!) とオロオロするも、着々と先生は準備を始め、 なにやら簡単にシュッシュっとスプレーのような麻酔をしているようだ。 すると、ぐぐぐ〜〜と鈍い痛み。かと思えばヂクッ!!とする鋭い痛み。 卵胞がまだいてくれたのは良かったけれど、怒涛の展開に、お腹や足に力入りまくり!!! 横にいる看護師さんは、モニターを見ながら時々私の顔色をみて、 激痛に苦しむ私に向かい「痛いですか?足をもっと開いて力を抜いて見てください。その方が安定するので」 とアドバイスしてくれる。 も〜〜、力なんて抜く事できないよーー。 卵胞がキュルキュルキュル〜と吸われて段々小さくしぼんでいく。 この吸われる時も、これまた痛い!! いまだかつて味わった事のない内臓の痛み。脂汗が出る。 私は血圧を測っている腕の手のひらをきつーーーく結び、 もう片方の手は額に当てて、モニターを見つめひたすら早く終る事を祈った。 こういう時って、意味も無く誰かの手を握りたくなるのね。 本当は看護師さんの腕にすがりたいのを必死に押さえてる・・って感じだった。 そして、2個の卵胞が小さくしぼみ、採卵は終った。 ものの5分位のことで、先生は極めて手際が良かったけれど、 初めての体験だけに、実に長い長い長〜〜い5分間であった。 なかば放心状態で、診察台から降り、着替えて先生と話す。 「2つ取れましたよ。お疲れ様。大丈夫??」 はぁ・・・なんとか・・・。 メイクも殆どしていない私は、相当に疲れきって見えていたと思う。 そして、流れこむように休憩室のソファーに。 看護師さんは、お茶を持ってきてくれて、大分心が落ち着いた。 琴夫に 「想像していた倍位痛かった。2個採れた」 とメールを送り、時計をみると、病院に来てからまだ30分も経っていなかった。 なんて長かったんだ・・・ 2時間休憩すると、心は落ち着き、すっかり元気。 刺激周期だと全身麻酔を打つこともあるらしいけど、私、それはいやだなぁ。 だって、前に手術経験あるんだけど、覚める前に、めちゃめちゃラリって ハイテンションになった姿を病室中に晒した経験があるから・・ お昼頃、内診してもらい、出血などを確認して、先生と問診すると、 「卵は2つ取れました。一つはM2。もう一つもそうだといいんだけど。 ただご主人の精子が7匹だったんだよ」 ・・・・7匹・・・・ 7匹のうちの2匹を使ってICSIするのかぁ。 =================== 量1.0ml(2.0ml↑) 濃度900万/ml(2000万↑) 運動率 全視野7匹(50%↑) 直進運動率% 奇形率4.4%(50%↓) =================== やっぱ、もう少し早く家を出ればよかったなぁなどと後悔しつつ、 会計して病院をあとにする。 すっかりお腹が空いた私は、近くのファミレスでお昼ご飯を食べ、家に帰り、 どっと疲れて少し寝る。 そして、夕方からいそいそと着替えだして、日比谷へ向かいTAKARAZUKAを観劇。 今回は、今年初めに単発の派遣でしりあった筋金入りZUKAファンさんのお誘い。 行く前は、止めておこうかなぁ・・などと迷ったけれど、パ〜〜っと花火のような 華やかな別世界を見て、ワクワク♪ 「こういう時に観るものなんだ」と、TAKARAZUKAの、いやお芝居等の娯楽の 存在意義を改めて再確認。 少し下腹部に違和感があるけれど、走ったりしなければ全然平気な範囲だったので 思い切って出かけてみてよかった。 「やっぱり、ハルノさんは、安定してて好きなトップさんだ。」 と思いつつ10時過ぎに家に帰る。 長い一日だった。 ----------------------------------- 本日の治療費:201000円 内訳:ICSI採卵費、抗生物質(バナン)2日分処方 ...
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