ゲンゾー日記
2007年02月24日(土)  クロヤナギ 

今日は少し寒い1日だった。
この時季、寒い日には小屋の中で丸まっているのも良いけれど、庭を歩き
回って小さな春を探しす方が心も体も温まるのだ。
ボクは庭の隅々まで小さな春を探し回った。

小さな春はたくさんあったが、ボクが一番気に入ったのは、写真のクロヤ
ナギの花穂である。
クロヤナギは、ネコヤナギが突然変異したものらしい。
クロネコヤナギという別名もあるのである。
ボクの庭にネコが名前につく植物があるのは少し悔しいので、ボクはネコ
をつけずにクロヤナギと呼ぶことにするのだ。

クロヤナギの花穂は固い茶色の殻を脱いだばかりで、まだ帽子のようなツ
メを頭の上に載せていた。
だんだん黒くなってくるのだが、顔を出したばかりの時に紅い色をしてい
るのは、顔を出した時恥ずかしいからだろうか。
ネコヤナギと違ってしっとりと濡れたような姿がとてもステキである。

まだまだ固い殻をかぶったものばかりだったが、これから毎日少しずつ殻
を脱いで、ちょっこり顔を出す穂が増えていくだろう。
紅い顔を恥ずかしそうに出して「こんにちは」と言うクロヤナギの花穂が
毎日増えていくのがとても楽しみなのだ。


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