ゲンゾー日記
2007年01月10日(水)  カニクサ 

写真の葉っぱはカニクサの葉である。
カニクサはシダの仲間では珍しい、ツル性の植物なのだ。
今日、散歩道でカニクサを見つけたボクはオスワリをさせられ、アキコに
カニクサについての長い説明を聞かされてしまった。
ボクはおそらく今日、カニクサについて日本一詳しい犬に違いない。

カニクサの名前の由来は「子供がこのツルでカニを釣って遊んだから」と
いう説と「カニが歩くように横に横にツルが伸びていくから」という2つ
の説があるらしい。
ボクはてっきり葉っぱがカニに似ているからだと思ったのだが、アキコに
「カニにはちっとも似ていない」と言われて少し悔しいのだ。

このカニクサは2メートルくらいある長いツルに形が不規則な葉っぱがた
くさんついているように見えるのだが、本当は土の上に出ている部分は全
部「葉っぱ」なのだそうである。
茎のように見えるところは葉の主軸なのだそうである。
それじゃ茎はどこにあるのかと聞いたら、茎は土の中にあるのだそうだ。
何だかとてもややこしい植物なのだ。

でも、カニクサの葉っぱはいろいろな形をしていて、とても面白い。
もっと葉っぱをじっくり見たいと思っているのだが、また長い説明を聞
く間、オスワリをさせられたのではたまらないのだ。
今度は長い説明をしないボスと一緒にカニクサを見に来ることにしよう。


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