今日は雨がぱらつく1日だった。 アキコとママはカツウラというところの朝市に行って来たらしいが、ボク へのお土産はなかった。 ボクは朝市のお魚は食べないのでお土産がなくても別に寂しくないのだ。
それよりボクは、庭に生えている柿の最後の1個がとても気になっている のである。 この柿は鳥専用の柿の実で、鳥たちが代わる代わる食べに来ているのだが、 いよいよ最後の1個も残り半分になってしまったのだ。
柿の木に来る鳥たちは、残り半分の柿を奪い合ってガツガツ食べるのかと 思っていたのだが、どの鳥も自分の食べたい分だけをつついては満足して 飛び去って行く。 ボクなら誰にも取られないように、柿の横で番をするところなのだが、鳥 たちはトモダチの分の柿をきちんと残して去って行くのでとても偉い。
ボクもトモダチが遊びに来たら、ボクの分のビスケットを少し分けてあげ られるくらい余裕のある犬になってみたい。 しかし、ビスケットは誰にもあげたくないのだ。
そういえば今日はアキコのお姉ちゃんのサチコさんのお誕生日なのだ。 サチコさん、お誕生日オメデトウ! サチコさんにならボクのビスケットを少し分けてあげようかな。
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