今朝、アキコと土手を歩いていたら、アキコが「うわぁ、こんなところに 生えていたのか」と言って急に悔しがった。 写真のワラビを見つけた時であった。
ワラビは小さい芽のうちに採って食べるとおいしいらしいのだが、このく らい大きくなってしまうともうアクが強くて食べられないらしいのだ。 このワラビはアキコに見つかったら食べられてしまうところだったが、見 つからずに無事に大きく成長することができたのだ。
ワラビは縮めていた体をこれから少しずつ伸ばしていく途中らしかった。 クリスマスにボスがボクに向かってピーと吹いてボクを驚かせたピロピロ 笛に似ていた。 茎から息を吹き込んだらピロピロと音を立てて葉を広げそうである。
ワラビの葉っぱたちは半端に体を縮めているが、ボクとアキコが通りすぎ たら、アキコに食べられずに成長したことを祝って一斉に「万歳!」と言 って葉を広げる準備をしていたのではないだろうか。
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