写真の植物はキヅタという植物である。 茎から気根という根を出して他の植物や岩などに這いのぼってぐんぐん 広がるので、ボクの散歩道にたくさんはびこっているのだ。
アキコはボクと一緒に散歩に出かけるといろいろなものを写真に撮るが、 この植物が道の方にぐんぐん伸びてきているのでいつも何となく写真に 撮っていて、気が付いたらいつの間にかキヅタの写真がいっぱい撮れて いたのだそうだ。
さかのぼってみたら、キヅタが花を咲かせた頃から、実がついて実が黒 く熟すまでたくさんの写真があったらしい。 特に派手な植物でもないのでボクもそれほど気にして見ていなかったが、 こうして並べてみるとキヅタの実がついて熟すまでの様子がよくわかる。
ちなみにアキコは写真に撮った植物の名前を調べて名前をつけて保存し ておくが、実が大きくなってからの写真には「キヅタ」と名前をつけて おいたらしいが、最初の2枚の写真の名前は「何かの花」「何かの実」 だったらしい。 実が熟したことでこの植物が「キヅタ」だとわかったらしい。 アキコもまた一つオリコウな人間になれたようである。
|