雪が溶けた後、ボクは庭にあるアマガキの木の根元に変てこな ものが生えているのに気がついた。
これはサルノコシカケというキノコの仲間らしい。 血をきれいにして体の毒を洗い流してくれる働きがあるので、 漢方薬としても人気が高いものらしい。 木に生えて、サルが腰掛けられそうな形をしているから、そん な名前がついているのだそうである。
前に、ボクが散歩道の途中で木の切り株から生えているのを見 つけて日記に書いた時、ボスのオカアサンが「あれはサルノコ シカケじゃないかしら」と言っていたそうである。
前回はボクの庭ではなかったので採ることはできなかったが、 今度はボクの庭に生えたので、大きく育ててオカアサンにプレ ゼントしようとボスが言っていた。 大きく育ててオカアサンにあげるので、オカアサン、待ってて クダサイ。 ボクもおしっこをかけないようにイタシマス。

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