今日、ボクはボスとアキコと一緒に昔住んでいた山へ行った。 ボスとアキコは石けんに使うヨモギという草を採るのだと言っ ていた。 しかし、今日のヨモギ採りはすぐに終わってしまった。 なぜならアキコがフユイチゴを見つけたからである。
フユイチゴというのは蔓性のキイチゴの仲間だそうである。 夏の間は地面を地味に這っているのだが、冬になると写真のよ うな真っ赤な実をたくさんつけるのである。
フユイチゴを見つけたアキコは「今日はヨモギ採りはやめて フユイチゴ狩りにします」と宣言し、フユイチゴをせっせと 集め始めた。 「ヨモギも採っておかないと」と言っていたボスであるが、 すぐにヨモギ採りをやめてフユイチゴ狩りに参加した。 なぜならヨモギ採りよりもフユイチゴ狩りの方がずっと楽し いからである。
ボスとアキコはたくさんのフユイチゴを集めた。 そしてみんなで一緒に山の枯れ草の上に座って、集めたフユ イチゴを食べた。
ボクもフユイチゴを食べさせてもらったので、ボクは大満足 である。 フユイチゴは赤くて甘くてとってもおいしかった。 今日はテンノウという人のタンジョウビらしいが、テンノウ さんでもこんなおいしい実は食べられないだろう。
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