ボクの庭には、いろんな草が生えている。 ボスやアキコは草の種を庭に撒いたりはしないが、勝手にいろんな草が 生えてくる。
今日、ボクはピンク色のヘンテコリンな草をじっくり観察してみた。 アキコがこの草は「アカマンマ」と言うが、本当の名前は「イヌタデ」 というのだと教えてくれたからだ。
名前に「犬」がつくのだから、立派な草なのだろうと思ったのだが、 どう見ても、立派には見えない。かわいい桃色をしているところ以外、 何の役にも立ちそうにない。
アキコは言いづらそうだったが、植物につく「イヌ」という言葉は 「何の役にも立たない」という意味なのだそうである。 なんて失礼なやつだ!
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