2005年10月06日(木) |
養育費調停1回目・・・後編 |
部屋の中では私と元ダンナが隣あった席に座り、向かい側に調停員2人
「この前電話来た時に、向こうにも養育費払ってるのか聞いたら払ってないって言ってたよね? なのに何故今日になって3万払ってるとか言い出すわけよ。本当はどっちなの?」
「あの時俺が養育費払ってるって言ったらちゃあちゃん怒るでしょ。 何で私にはくれないのよっ!!ってなると思って言えなかった」
なんか納得。多分私は怒ったかもしれない。
「彼は月々3万円の養育費に加え、臨時出費を払う意思がありますけどどうですか?」
「これから先はお金がかなり必要になる年齢ですから、月々3万円には納得出来ません。 ピアノのレッスンにも通いたいと言っていたけど、スイミングに行っているのでガマンさせました。 この先、進学塾などに通いたいと言ったり、通わなくてはいけなくなる事だって考えられます」
「ピアノかぁ〜。俺が払ってやるからいいよ。ところでピアノも買う?」
「ピアノは買いました。私が教えてます!!」
普通に私に話して来る元ダンナ。めちゃめちゃ軽い口調にムカつくよ。
しかも、お金のこと何も考えずにレッスン代を払うとかすぐに言う。
ピアノ買ってくれるっていくらすると思ってるんだろう・・・ヤツは呆れるほど軽い_| ̄|○
「彼はとてもお子さんの事を考えてくれているようですし、 今まで0円だったものが3万円ももらえるんですよ?」
「たしかにそれは私もありがたいです。 でも今までの事を考えるとただのお調子者なので、すぐには納得できないのです。 それに今月から月収30万以上もらえるのに、二人で6万なんて少なすぎる。 彼は親と同居しているのだから、借金がなければもっと自由に使えるお金があると思う。」
「今はサラ金に借金は無いと言っていましたね。他に何かありますか?」
「車のローンが2台で10万ある。それに車検代や保険代だって貯蓄しとかなくてはいけないから」
「なんであんた1人で車2台も持ってるのよ!!1台売れよっ」
「売ろうと思ったけど軽自動車は30万って言われて安すぎてイヤだ。 ステップワゴンは距離もたくさん乗ってるから売れないだろうし・・・」
前回の電話できっとこの軽を私の車と変えてくれるって言ったんだろう。
私のムーヴよりも2年は年式が新しいって言ってたけど、マジで30万は安い(*_*;
私のだって確実に40万以上で買取り出来るから売って欲しいと言われてる!!
・・・これって仕事柄特してるのかな?
何なら私が売ってあげようかと思った(^^)
「お前1人で8人乗りのステップワゴンなんていらねぇだろ!!」
「でもまだローンがあるんでしたよね。それで手放せないんでしょ」
「はい。なのでやっぱり3万以上になると苦しいです」
4人で話しているのですが、4人というよりも私がヤツを責めているようなカンジ^_^;
女の調停員さんは比較的私の味方で、男の調停員さんはヤツを絶賛し始めヤツ側に思えた。
そして話し合いの中でも私の腕をツンツンして呼び、話しかけて来ます。
「チビかえ、腕時計欲しいかなぁ?」
「もう持ってます!! baby-G 買って欲しいって品名指定だったし」
「そうなのかぁ・・・」
やはり一緒に生活していないので、6年生を甘く見ているな!!
てか、そんなにいろいろ買ってあげたいんだったら、3万→5万もOKなんじゃないのか?
「養育費は申し立てをした月からさかのぼって支払う事になりますけど払えますか?」
「えっ、今金ないし、今月給料もらってからでないと無理かも。 9月分から払うって事ですか?」
「申し立ては8月なので8月分からですね」
「うわぁ、8月?! 今度は5万絶対に払うので10月からにしてください」
「ちゃあちゃんさん、どうですか?」
「いいですよ。でも今月の給料って何日に入るわけ?」
「月末」
「では11月5日までに5万円を振り込むという事でいいですか?」
「はい」
「では翌月5日までに前月分を振り込むという形にしましょう。 一応9月分が2万円で10月分が3万円で5万円という形で」
「土日や祝日があったりすると銀行がお休みだったりします。 ゴールデンウィークなんかは大変だから10日まででいいですよ」
「そうですね。では10日までに延ばしてもらいましょう。 中学準備資金としてはどうしましょうか?」
「どのくらいかかるのかまだ分からないんですけど・・・」
「では後から決めるということにしますか?」
「後はダメです。やっぱり今金額までハッキリ決めたい」
「そうですね〜。学資保険など入ってますか? その時に進学に応じて支払われるお金があるんですけどそれを参考にしたり・・・」
「入ってます。たしか30万」
「30万じゃちょっと無理かな・・・10万くらいなら払えますか?」
「払えます」
「はい。では10万でいいです」
「いつ欲しいの?」
「いつでもいいけど」
「準備資金なので1月頃には必要でしょう」
「あっ、1月は無理だ!!」
「結局いつなら払えるの?」
「遅くとも3月までには払わないと意味がないでしょう」
「う〜ん・・・・・・・・・2月」 結局おまえが決めてるじゃん!!
「はい。では18年2月末日までに10万円ね。 高校や大学などの場合はどうしましょうか?私立、公立によってかなり差がありますよね。 その時は話し合いにするしかないと思われます」
「そうですね、それでいいです」
「早く結婚しちゃうかもしれないじゃん」
ヤツのヘラヘラとした態度にムカつくけど、良く言えば明るく和やかムードな調停だろう。
調停員さん達も始終「こんなに明るく感じのいい二人はない」と言っていた。
まぁ普通だったら、なかなか相手の主張を認めないで揉めてるイヤなイメージあるからね。
「ではまた戻って、毎月の養育費は3万でいいですか?」
「3万では納得出来ません」
「でももう1人の男の子には3万なので、チビかえちゃんにだけ5万ってのもねぇ」
「今まで10年間全くもらってないんですよ。 それにうちの子、肌が弱くて冬には皮膚科に通っています。 毎年の事なので医療費なども結構かかるんですよ。あんただってカサカサだったよね」
「そうだけど・・・あんな真っ黒で肌が弱いの?」
まぁ、失礼な!! 運動会で見たから言ってるんだろう
「お母さんは色白ですね。お父さん、結構黒いじゃないですか」
ギャハハハ(≧▽≦) 調停員さんナイス!!
ピロロロロ♪ ピロロロロ♪
調停員♂の携帯が鳴った。 数分間話をして終わった。
「すみませんね。今日の調停は本当は15:00までの予定だったのですよ。 なので私達は15:00〜他の調停に行く予定が入っていました。 でもこちらの話がまとまりそうだったので他の方は1人の調停員にまかせてありました。 なので少しそちらに顔を出してきますね」
なんだか非常に悪いことをしてしまった。
まとまるどころか雑談が多かったかも(>_<)
「チビかえって携帯持ってる?なければ買ってあげる?」
また買ってあげる攻撃だ!!
こーゆー所が調停員にもウケがいいのだろう(-_-;)
「もう持ってます」
「じゃぁ携帯の毎月の使用料、俺が払おうか?」
「気持ちだけありがたくいただきます。 実際、あんたがお金なくて払わない場合も充分ありえる。携帯止められたら迷惑ですから」
「もうそんな事ないよ。大丈夫だって」
「いや、口だけのお調子者は信用ならない。その分養育費上げてよ」
そういえばヤツはもうサラ金に借金が無いと言っていた。
300万〜400万あって金利だけでもスゴイのに、よく返済できたよなぁ〜!!
銀行ローンなら分かるけどサラ金だよ!!
ウソかなぁ???でもこのウソはヤツが不利になるウソだからウソではないと思う。
あっ、でもそこまで計算高いヤツではないな。
でもやっぱり信用出来ない部分が多々あるのだ(>_<)
「そろそろ時間もないので本当にまとめていただけませんか? そしたら今日で調停は終わりますし」 調停員さんに懇願される
「じゃぁさ〜、私が5万欲しくてあんたが3万しか払えない。 間取って4万でいいでしょ? それじゃないと、また仕事休んでココに来てもらわなくちゃいけなくなるよ」
相手のいいなりになるのだけはなんとなく許せなかった^_^;
ヤツは仕事休むと1万以上給料が下がるので休みたくないだろう(鬼)
「う〜ん・・・・・・・4万でいいです」
「本当にいいですか?」
「はい」
「それでは、裁判官を呼びますのでお待ち下さい」
そして裁判官&書記官が来て、決定した事を読み上げて終了。
後日、書記官が今日の決まった事を調停調書にまとめてくれるようです。
コピーが欲しいようなら申請して下さいとの事だったので申請した。
ちなみに費用は別途300円。 これはヤツが財布を出したので私は財布を出さなかった。
てか、ヴィトンの財布だったので出したくなかった^_^;
「よかったねぇ〜。彼が出してくれるよ」
300円ぐらい当たり前だ!!と思いながら、一応ヤツにお礼を言い駐車場に向かった。
この時点ですでに16:30だった。
長い長い調停になってしまったけど、1日で終われてよかった(^^)
一生懸命そろえた書類は一切出番はなく無駄に終わったけど。
調停に出てきてくれ私の脅し意見も聞いてくれたヤツに感謝しなくてはね。
「今日の調停のお金ってかかってるんでしょ?」
「申請時に払ったからいいよ。私のオゴリだ!!」
「えっ、いくらかかったの?」
「2000円しか払ってないからいらない」
「なんだ。2000円かぁ」
金持ってるのかな?!
今月はお金無いって言ってたから可哀想かとも思ったけど。
金額はお任せだったのでヤツの気持ちとしてありがたく頂いた。
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