dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。


dependance diary**





■置いて行かれている感
2005年02月03日(木)


判決前の
最後の面会へ
彼の居る拘置所へ行ってきました。



これでココに足を運ぶのは最後であって欲しい…
そう思いながら受付用紙を記入して
いつもの様に検査を通り面会室に入る。




彼が入ってきて
元気が無いのがすぐに分かった。
判決が来週の火曜日に迫ってきていて
不安と緊張で元気がない。。
彼は顔に出るからすぐ分かる。


そんな彼を元気付けようと笑って見せたけれど
彼から思いがけない言葉を言われた。







「緊張して最近眠れないんだ・・・





この緊張は●ちゃんには分からないだろうけど。」

















は?










分からないって何?




私はシャバに居る人間だから?
私にはそこの生活がどれだけなモノか分からないから?






今まで3ヶ月間
彼自身にも
沢山の人にも傷付けられて
沢山泣いて悩んで苦しんで
それでも、そんな彼でも一番に支えてきて





何で一番近くに居た私が
彼の緊張を分かってあげられないなんて
言われなくちゃならないの?




分からないわけ無いじゃん。。。。








しかも
もし実刑判決を受けたら
控訴すると言い出す始末。







●控訴とは●
第一審判決に不服があるときに上級審
(一審が簡易裁判所なら地方裁判所、一審が地方裁判所なら高等裁判所)に
考え直して貰う為に敗訴した側が不服申し立てする事













公判前に弁護士と控訴すると話したらしい…











ねぇ





私、聞いてないよ?






いつ
そんな大事なこと決めたの?







彼の罪状や求刑を考えると
控訴しても刑がそこまで軽くなるとは思わない。
むしろ変わらないと思う。
しかも控訴している間アナタの家賃とかはどうするの?
控訴は無駄な時間にしか思えない・・・・。
そんな時間を使う位なら
早く服役して早く帰ってきて欲しい。
だから私は「控訴しなくていい」と言った。
でも彼にそれなりの理由があるなら控訴しても良いと思ってた。


しかし
彼は控訴すると決めてる様子。
しかも「理由はある」というだけで
その理由を私に話してくれなかった。。。












そんな大事なこと・・・
どうしてもっと早く伝えてくれないの?
たった10分弱の週1回の面会では
大事な事話せないって分かりきってるんだから、
せめて手紙に書きなよ・・・・
いつも何か動きがあったらすぐ手紙を書いてって言ってきたのに…。








どうして一人で話を進めるの?
先に弁護士にだけ話して、私には何でいつも急に言うの?
情状証人になるって言う話もそうだった。
いつもいつも・・・勝手だよ・・・



アナタ一人で動いてたら
私はこうしている意味が無いじゃない。
それじゃ私はただの都合の良い差し入れ屋じゃんか。










今回はアナタ一人の問題じゃないって分かってないの?










「言いたい事あるなら話しなよ」って
それはこっちの台詞だよ。



涙目になって話されても
私だって泣きたいよ。








何ヶ月も拘留されて
しかも判決前で
イライラするのは分かるよ。
分かるけど
でも
私のキモチも分かってよ・・・








辛いのはアナタだけじゃないって事を。









最後になるかもしれない面会なのに・・・


最悪。





本当は笑顔で
「いってらっしゃい」
って言いたかった・・・・。






















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