dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。


dependance diary**





■ベランダ。
2004年11月09日(火)


私はベランダに出るのが好きで、
よくベランダに出てはボーっとしていた。
(歯磨きもベランダに出て空を眺めながらしてる笑)


彼が捕まる前は
彼が仕事から帰ってくるのを
ベランダに出て待っていたっけ。
まだかなー♪ってベランダに出て外の景色と睨めっこ。
下の道路で彼が原付で帰ってくる姿が見えると、
嬉しくて。。**





私の家の前には交番(派出所?)がある。
下からサイレンの音とか聞こえてくると、
彼と一緒にベランダに飛び出してはその光景を見ていた。
「逆送だよ〜」とか笑い合いながら。








でも



彼が捕まってからは
私がベランダに出ることはめっきり無くなった。









今日も下で
警察とトラックの運転手の言い争い(?)が起きていた。
数人掛かりの警察官がその運転手を取り押さえ、
運転手の人は大きな声で何かを叫んでいる。
横にはセイレンのついた白い車・・・










彼モアンナ風ニ叫ンデイタノ?
彼モアンナ風ニ警察ニ取リ押サエラレテ
冷タクテ重イ、手錠ヲ両手ニ掛ケラレタノ?
彼モアンナ白イサイレン付ノ車ニ乗ッタノ?











下で起きている交番でのやり取りや赤いサイレンを見ると
彼自身のその時の恐怖を考えてしまう、、、



そして
又私達が離れてしまうんではないかという
不安までもが私を襲う。



怖い。
物凄く怖い。



もぅ私達を離さないで欲しい。
もぅこれ以上離れたくない…







気が狂いそうだ。




またいつか
私が笑ってベランダに出れる日は来るでしょうか。。。






















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