dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。


dependance diary**





■運命の日<後半>
2004年10月26日(火)


突然の彼の逮捕の話に戸惑いながら、
タクシーで彼の働いてる店に向かった。


お店に着き、
久し振りな店の階段へと足を踏み入れた。
内装も私が在籍していた頃と全く変わっておらず、
少し懐かしくも感じた。



受付の所に着くと、
以前いた従業員Sさんが私を迎え入れてくれた。
そして空いている部屋へ連れて行って貰った時、携帯が鳴った。
知らない番号。






『emi*ちゃん?』






警察だった。




『彼氏に連絡してくれって言われてたんだけど、
 連絡遅くなっちゃってゴメンネ。
 実はね、今日こっちで彼氏捕まえたんだ。』






どうやら彼は私の事を警察に話していたらしい…
私の部屋にずっと住んでいたし、当たり前かもしれないけれど、
私の事を考えてくれている事が分かって、ちょっと嬉しかった…。

そしていま警察署ではなく留置場に居る事を聞き、
そこへ彼の着替え(スエット)を届けに着て欲しいと言われた。
私は木日休みなので木曜日届けに行くことを伝えると



『今回の逮捕は、
 彼氏も大人としていけない事しちゃったんだから仕方が無いよな。
 まぁショックかもしれないけれど、大丈夫だからさ。
 3ヶ月弱かかると思うけど、見守ってやってくれよ。』




その時はただただショックで、
警察の言葉も耳に入らなかった。
どうしてそんなに軽い感じに話せるのかと、
ちょっと怒りさえも感じていた。
今思うと凄い優しい言葉をかけてくれたのに・・・。






そして電話を切って、
従業員Sさんにこれからの事を色々話して貰ったり、
付き合ってるのバレてないと思った〜?って少し笑わせて貰ったり…

そして


「ここで働いていた事を△ちゃんに話さなかったのは、
 奴の優しさだからさ・・・それだけは許してあげてな?
 誰から見ても奴は△ちゃん一筋だったよ?」




と言われた。
言わなくても分かってるよーだ・・・(泣)



1時間弱の話し合いだったけれど、ちょっと精神的に楽になった。
「これから辛いと思うけど頑張って下さい」というメェルも貰った。




今は辛い。
物凄く辛い。
彼の腕の中で眠りたい・・・




でもね、彼が頼れるのは私だけなんだと考えたら、
私も頑張らなくちゃいけないんだと思った。
たとえ馬鹿だと言われようとも。
私は彼を待つ事に決めた。


涙はまだ止まらないけれど、強く誓っていた。
くすんだ東京の空を見上げながら・・・





コレカラドンナニツライコトガマチウケテイルノダロウ・・・






















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