CHANの日記

2004年10月23日(土) すべての始まりの日

この日おいらはお仕事中でした。
一応工場勤務。あとちょっとで終わり!明日はユウの2歳の誕生日。
ケーキは予約したし。大好きなアンパンマンのぬいぐるみでも買おうかなど
ママと相談する予定。

もうちょっとで終わり。あとは片付けして。。。などなど・・
と『ぐらぐら』あれ?地震?・・・・って でかい!(~_~)!!
機械は揺れるし、電気は消えて非常灯に切り替わるし。非常ベルは鳴ってる。
『ヤバイ!』
と思って逃げろ!と後輩に叫んだ。けど・・・『扉が開かないんです!!』
後輩二人は機械の修理中で裏側に回っていたところで地震に合い
扉が機械のカバーでふさがれて出れなくなっていました。
なんとかおいらがカバーをどけてなんとか救出!
3人で外へ非難。

他のみんなも作業着のまま外へ・・・
この間に2発目をくらいました、ガラスは落ちるわ蛍光灯は落ちるわで
女の子は泣いてるし・・・

ということで、泣いて歩けなくなりそうな女の子を強制連行して外へ
そこで3発目。

立ってられなかった。。。工場が揺れてガラスが落ちて・・
まるでここが光ってウルトラマンが出てきそうな。怪獣につぶされて
光がでて壊れるような感じで・・ほんとか?と思いました。

なんとか非難した後帰宅する事に・・と言っても大半の人は車のカギなどもって無くて、おいらも若いのを2人送る事に。

送っていく最中に倒壊した家屋を見て『家もきっと倒壊してる、逃げ遅れているんじゃないだろうか!』と早く帰りたかったのですがそうもできない
そんな感じで橋の手前までくると『ガスがもれてまーす、火を使わないでくださーい!!』という叫び声。実際ガスくさかった。

一人目を何とか送ってもう一人を送っていくと、通行止め。
周りの人に聞くと『ガケが崩れて車じゃ入っていけない。歩いて線路を渡れば入れるけど・・・』と、若いのは『歩いて行きます』と言って帰りました。
ここは親子が生き埋めになっていた例のガケでした。
暗くて何も見えなかったけどたぶん数十メートル手前まで言ってました。

さて、やっとのことで家に帰ると家には戸締りが!あれ?
何とか家屋は倒壊していなかったので、ガス・電気・水道の元を止め、近所の人に聞くと、『出かけてるみたいだよ』『避難所に行って見た?』と言われました。
たぶんおばさんの所へ行っていると思い、おばさんの家へ・・・誰も居ない。避難所にも言ったけど、車が見つからない。
という事で近所の人が集まって居る所で待って居ました。
携帯がよーやく繋がるようになり奥さんの居場所発見。
避難所とおばさんの家の近くの幼稚園に避難してました。
やっと逢えたのは夜中の12時過ぎ(;_;)シクシク
でも無事でよかった。

車は屋根・フロントガラス・リヤガラスに瓦が落ちてボロボロだけど、
子供たち。おばさん達全員無事。よかった。

車は動かせないので、その日は車の中で寝ました。
おばさんの家から毛布を持って来ていたので何とかねれた。

この1日が始まりの日でした。


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