声優さんと映画とアニメと
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2012年06月12日(火) 1911

気が付くと、すごい久しぶりの日記です
すっかり書かない習慣がついてしまいました。タブレットを買ったのですが、それで遊んでいるうちにうたたねしている毎晩です。

さて、今日は1911を観ました。辛亥革命100年目を記念して造られた作品、ジャッキー・チェン監督、そしてジャッキー出演100本目の作品です。
中国の人による中国の歴史(これっていわば日本の幕末です)を綺麗で現代的な映像で描いた作品。
ジャッキーは主人公の一人ですが日本にはなじみないキャラで孫文の親友の黄興、話のメインは孫文が辛亥革命をどうやって成功させたか。
ちょっと脚本が弱かったかも、若干散漫な印象を与えるのはそのせいか、とはいえ、印象的な心に残る作品です。
中国の人の心がすこし垣間見えた気がしました。
吹き替え版、非常に良い出来でした。中堅かたベテランの声優さんがみんな良い意味で安定の演技、熱演といえます。女性陣にショコタンと江角マキコがいますが、若干棒っぽいセリフもありますが、おおむね良い感じでした。
野島パパ(孫文)がたくさんのセリフを印象的な説得力のある言い回しで、うまさが光っていました。
デフェンダーズで弁護士役を森川さんとコンビでやっていたときにも感じましたが、滑舌やせりふ回しが素晴らしい役者さんだと思います。ナイトライダーのキット君なんですが・・・
お目当ての森川さんは出番少なし、清王朝の軍司令官の一人、過激なセリフが多く、これまた普段は聞かない演技で面白かったです。良い声の主人公ではない、うまいわき役をそつなくこなしています。

なんて表現すればよいのかわかりませんが、じんわりと来る渋い作品です。
良作ではないかと思います。人間の生きる意義とか尊厳を思い出させる、エンターティメントを求める人には楽しめる要素が少ないかもしれません、なにかをじっくりと感じさせるタイプの作品で、ジャッキーも大人になったんだなぁと思いました。

今日のサッカーは後半しかみませんでしたが、後味悪い印象、審判が大事な協議なんだと再認識。
ゴーストプロトコルを観ながらお風呂に入って寝ます。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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