声優さんと映画とアニメと
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タイム・ジャンパー 12/26レンタルリリース クロックワークス 2008 ロシア映画 105分 原題:BACK IN TIME 似かよった題名と箱の写真デザインとで非常に損をしている作品。ギャグのパロディかと勘違いしそうだが、真面目なB級の秀作だったと思う。原語で聴くとロシア語でさっぱりわかりません。文字も読めないです。 舞台になっている場所はロシア(モスクワの郊外かな?)。 過去に戦争があった跡地を発掘しては遺品を売りさばく現代の若者4人組が、なぜかいつのまにか、その戦時下にタイムスリップしてしまう。戦国自衛隊みたいな展開。 どうやってスリップしたかわからないので、戻れるかどうかもわからないハラハラした状況のまま、ドイツ軍とロシア軍の交錯する最前線に放り出されるが、彼ら現代の戦争経験を持たない若者には戦争は恐怖でしかない・・・史実を詳しく勉強して遺品発掘のリーダーをしていたボルマン(主人公)は、過去から未来へ戻るための方策を必死に模索しつつも、戦地で兵士を助け励ます従軍看護婦に惹かれ恋をする。しかし彼女は・・・
森川さんの役はタイムスリップする若者4人のリーダー格ボルマン君。 顎の線が強めで骨格似のキャストかなぁなんて思いながら観ていましたが、話は進むほどに森川さんの美声の影響かハンサムに見えるから不思議。ロシアの作品なので、ハリウッド映画のような演出に切れや垢抜けた雰囲気はないのですが、まじめに作りこんだ戦闘シーンがコールドマウンテンの戦争シーンに似た雰囲気で砲弾や銃が飛び交い戦車が走る様子は臨場感があって主人公達の安否にはらはらしてしまいます。 SFなのかといわれると、タイムスリップするからというだけの部分がSFなのかもしれませんが、その部分を除けば、現代のちゃらちゃらした若者が昔のまじめに家族や祖国を思って戦う兵士たちと接していくうちに、気持ちが変化してゆく様子や、恋など・・・・切ないお話に仕上がっていました。 設定がへっぽこでも人間描写や感情表現が秀逸で良作でした。 そういえば、タイトルは忘れましたが、喘息の少年が過去へタイムスリップしてしまい、同じく戦争を経験する作品があったのを思い出しました。 やっぱり、こういう理由はなくタイムスリップする話はSFではなくファタジーに分類すべきだと思います。 4人のうち一人は陶山さんかな、他の二人も結構よく聴く声です(誰だったかなぁ)。吹き替えのメンバーはおなじみ声ばかりでとてもチームワークも良い感じ、なかなか良いキャストでした。
主役の森川さんは、太めの2枚目声、結構張ってしゃべったり叫んだりするシーンが多かったです。 恋愛シーンもあるので、甘く優しくいセリフも、そして戦争に巻き込まれての戦闘シーンではヘタレで情けない声や勇ましい声などなど。悲しみの雄たけびも慟哭の叫びやむせび泣きなど、波乱万丈な感情表現のセリフ目白押しで、とても凄かったです。9月ごろに声がガラガラになるぐらい叫んだ戦争映画の吹き替えとラジオでコメントしていたうちの1本はコレに違いないと私も思います。 ここまで感情を入れ込んで叫ぶ森川さんの声を聴くのはめずらしくて(いろいろな作品でマジ凄い泣き叫びとか聴けますが)、これはベスト3に入る泣き叫びではと思えるほどに心えぐられ声が聴けます。 演技とはいえ凄い。この人にこんな思いをさせたくないなぁ・・・(爆)
この主人公のお兄ちゃん、出世してもっと大作に出ないかなぁ・・・再び森川さんで見てみたいです。 ちなみに、この作品の配給のクロックワースさんおサイトを探したら、住所が恵比寿のガーデンプレースなんですね。森川さんが良くブログで写真を撮っている場所にも近い雰囲気、吹き替え仕事は、あのあたり(六本木から恵比寿界隈)が多いのかな?
純情ロマンチカ2最終回 丸川書店のビルの中がめいっぱい舞台になるという展開のためか、井坂さんでまくり。かなりご無沙汰だっただけに、びっくり。そして、相変わらずというか、あのDVDの宣伝CMの井坂さんまんまなのが笑えます。 まじめなシーンのまじめなセリフもなんとなくおかしい感じが・・・爆。 江戸弁というか江戸っ子な感じがすごく雰囲気でていて、これまたクールな美形の森川さんというイメージからは外れていて、聴いていて非常に楽しい演技。もっと出番があればなぁ・・・立ち位置的にはブラックラグ-ンの張さんにも似た出番の量、引っ掻き回し役兼お話収束させ役でもあるのかな。 うさぎさんとお父さん(小杉十郎太さん)が、似た傾向の良い声で、すごく親子な雰囲気が出ていました。 櫻井君がとにかく上手いと思った作品でもあります。
30日なんですね。せめて年賀状の裏の印刷だけでも31日にやっておかないと・・・
web拍手を沢山ありがとうございます。 今年も1年、無事に終えることが出来そうです。このブログでもいろいろ書きましたが、ご訪問いただいている皆様には心から感謝いたします。ありがとうございます。 そして来年もどうかよろしくおねがいします。
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