声優さんと映画とアニメと
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2008年11月12日(水) 次回はもうりょうの事

今日の試験はぼちぼち上手く行ったと(たぶん)思うのですが、何しろ数時間集中しまくったので、へとへと。声優さんって、試験とは違いますが、毎日いわゆる本番収録があって、そのときは集中しているのかと思うと、ものすごい精神力なんだなぁと、改めて尊敬してしまいます。
だからですね、森川さん、吹き替えの収録は半端なく疲れるへとへとになる、というのは、準備作業もそうだし、本番も長丁場が多いしで、集中している時間が長いからなんでしょうね・・・アニメは正味25分弱でABパートなので、主人公かお当番でない限り、長丁場ででずっぱりということもないし、一番長丁場でも1ロール12分ぐらい、1ロール20分以上が何ロールもある洋画の吹き替えを1日かそこらで収録するのは本当に大変そう。

さて、不景気ですねぇ・・・とうとう私の会社にも景気悪化の影響が顕著に、月々のお給料が減らされることになりました(マネージャクラス以上は、こういう時まっさきに来るのでホントヤバイです)。
仕方がないので、この先しばらくは、日常生活の支出をセーブして景気の回復を待とうと思います。

魍魎の匣6話
京極堂さんの薀蓄炸裂回、平田さんのすばらしさが満開です。やっぱりこういう作品では実力が物を言います。オーディションで平田さんが選ばれた理由が明快なのがこの6話だと思います。本当に凄い。
なんだか小説の印象よりカッコよいというか爽やかな感じがしないでもないですが、魅力ある人物が表現されています。
それと、鳥口君を演じる浪川君、これまた素晴らしい。彼の持つキャラの引き出しではアンジェのユーイに近い雰囲気かなぁ、本当に素直な好奇心旺盛な青年という感じ。
(これまた好青年過ぎるかもしれませんが)魅力的。
浪川君、最近の演技の雰囲気では、吹き替えよりアニメの方が向いていると思うのですが・・・(爆)。
うーん、ヘイデン・クリステンセンと相性が悪いだけかなぁ・・・でもCSIマイアミのウルフもちょっとわざとらしさがぎこちない感じ(あ、あれはもともとのキャラがいけ好かない奴だからなのかな?)。
そして、この達者な二人に囲まれると、うつ病持ちの関口君役の人(木内さん)の演技が、気になる。喋りがぎこちないわけではないのに、どうも「ちょっと待てよ京極堂、じゃあ君は〜」のセリフ回しが気になって気になって・・・なんだろう?
この前までは木場修役の方(TVアニメは初っぽい劇団出身の方)の演技が、声だけ聴くととても味わいがあるしなかなか雰囲気もあるのに・・・そうであるにもかかわらず、絵がつくと画面からセリフだけが浮きやすくて、独り言は良いのですが、周りに話しかけたりとかすると、なんともぎこちなさが気になって残念だったのですが・・・
この作品。中堅からベテランをこれでもかと起用していて声の役者は鉄壁布陣のように見えたのですが、こうやってセリフ劇で魅せる作品なせいか、個々の役者さんの技量が問われてしまうというか、わずかな実力差が気になってしまうとは、そんなことが気になる自分の耳がうっとおしくもあり。

しかし・・・あの何ページにも渡る薀蓄を、要所を押さえたセリフでまとめ、それでアレだけの情報を提示できるのだから、この作品の脚本家と演出家おそるべし。相当に小説を読み込んでいるだけでなく、動きのない話だけのシーンを、じっくり声優さんの演技を聞かせてみせつづける技法には感心。アニメ製作の実力は相当に高いなぁと感じる。

森川さん、風邪治ったかなぁ・・・



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