声優さんと映画とアニメと
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2007年04月13日(金) |
こっちのレオちゃんは誰かなぁ |
久しぶりに咲野さんのブログを覗いたら、なんとドリームガールズのジェイミーフォックスとディパーテッドのマークウォルバーグを吹き替えされたとの報告にびっくりデス。 どっちも今まではアサインされない、意外なキャスティングではないかと・・・ドリームガールズのエディは山寺さんだったはずで、これでメインの男性はネタバレしたことになりますが、ディパーテッドの方は他にも大御所やメインのレオとかマットとかが残って居るので、全キャストを早く知りたいなぁと欲望が・・・レオちゃんこっちとあっち(笑、昨日の日記に書いたブラッドダイヤモンドの方)は誰になったのでしょう? マット・デイモンがもしも平田さんじゃなかったら、ちょっと怒るなぁ・・・もちろん機内版のことはもう忘れよう・・・(ディパーテッド、もう吹き替え終わっているみたいですがDVD発売は6月かな?) スコセッシ監督のレオちゃんと言えば、ギャングオブNYで森川さんが超珍しくキャストされて(森川さんも驚いていましたね)、スコセッシつながりという路線もあるので、ちょっと気になります。
で、実は昨日の日記、機内でみた映画の感想が1本抜けてました。 というか、意図的に忘れたかったのか?見たのを全然忘れていました(笑)。
ロッキーザファイナル(吹き替え版) これ、再び最悪吹き替え。 悪夢のディパーテッドのメンバーと同じような声、同じ面子ではないかと・・・悪夢。 とにかく、役者さんの発声がぜんぜんだめで、ぬけぬけの音(ああ、説明が難しいです、百聞は一聴にしかずなんですが・・・)台詞回し、いっぱいいっぱい過ぎるし、抑揚も変なのオンパレード。 試合前のリングアナウンスですら、あらら?という感じで、もう聞くに堪えなくて・・・ それにしても、このチーム、ぜんぜん進歩というものが無いんですが、どうして?信じられない・・・ そして脚本が・・・ほとんどの場合、吹き替え版の脚本は、耳に原語が聞こえてこない状況なので、あまり粗が気にならないのですが(逆に字幕は、すこしばかり英語が分かるので、ものすごく些細なことまで気になります)この人(チーム?)だけは、あまりに恐ろしい直訳で、時勢も時にはむちゃなこじつけちっくで、話言葉にすらなっていないし・・・聴いていて驚くこと驚くこと・・・ そんなわけで映画に集中できず、最初5分見てしばらく中断、ころあいを見計らって最後の試合シーンだけ観るという邪道に出ました。 でもって、ロッキー最後の戦いの結末だけは分かったのでとりあえず満足です(爆)。 結果は見てのお楽しみ(ロッキー好きじゃないと見るのが辛いかも、あまりにもベタな展開なので・・・) で、あの、その、つまり終わり方がそうじゃないと常識的に考えて怒るぞ、という結末だったので、スタローンの良識というか自作品への誠意が見えたといか、ファンタジーであっても、すこしはリアリズムを求めていたのかなって思い好感が持てました。
それにしても、ロッキー役の方の声が、あまりにだみ声で音も低すぎて・・・地面の底をはいずりまわってる人みたいな感じ、挙句に、息子役の人があまりにも棒読みで・・・リングアナウンサーもド素人みたいだし、解説者はショップチャンネルみたいにあざとすぎて、ちぐはぐさに吹いちゃいました。 しかし、今回の機内版は中国語字幕の原語版が無かったので、辛かったです。エコノミークラスには外人さんも沢山座っているのに、どうして原語が選べないのなかぁ・・・JAL機MAGICS2の使い方を把握してないだけかもしれませんが・・・
なんだか悪口大会になってしまいました、済みません。
今日又ひとつ、アメリカのことわざみたいなのを教えてもらいました。 「それは『パンがひっくり返って落ちた』みたいなもんだ・・・」 トーストが誤って皿から落ちてバターを塗った面が床についてしまった。いっぱいゴミがついて、さすがにもう食べられない。つまり食べたかったパンが食べれなくなってしまった。取り返しがつかないミスとかトラブルが発生したという意味。裏返しで、もしも表が上を向いたまま落ちたていたら、まあ大丈夫かとばかりに食べるんだけどなぁ・・・と。すなわち、運が良かったなら、まあなんとかなったかもしれないのに、という意味合いらしいです。覆水盆に帰らずに似た意味ですが、もうすこし軽いニュアンスです。また、覆水〜の方はどちらかというと人間関係に用いて、絶対取り返しがつかない過ちを犯したね、あきらめろよ、みたいな意味になります。
こうやって生の生活英語を覚えることが出来るのが、現地人とのコミュニケーションの面白いところです。 翻訳家ってそういう意味では大変ですよね・・・たまに、あれって思う字幕があって、この人アメリカ知らないなと思うことがしばしばあります。全部の世界に詳しくなるのは不可能なので、自分が関わらない世界のひとびとの言い回しを翻訳するのは、本当に難しいと思いマス。 実は、ブラッド・ダイヤモンドでも「へ?」と思った訳が数箇所ありました、なんとなく画面と台詞から受け取るニュアンスと訳で読み取れる意味が乖離していたので・・・そんなとき、やっぱり吹き替え版台本では直っていてほしいなって思ってしまう瞬間です。
そんなわけで、忙しくて森川さんネタはないです・・・物足りないなぁ・・・
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