声優さんと映画とアニメと
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今、スターウォーズ3シスの復讐のパンフを見ている。
ネタバレになるので、あまり詳しく書くのはやめましょう。 アナキンがいかにしてダーズ・ベイダーになって行くかを詳細に語るお話であり、アナキンに関わる総ての人たちが、帝国の誕生とともにどうなってゆくのか、暗黒卿シスのダース・シディアスがいかにしてアナキンを我が弟子におとしめてゆくかの、悲劇のお話である。 以前、ユアン・マクレガーが自分の活躍シーンが随分削られたとぼやいていたとのコメントをネットで読んだと書いたが、あればイギリス人特有のユーモアだったのだと思う。シリーズを通して、これほどまでにオビワンが活躍している話はないし、こんなに喋ってるのも驚きだった。ほとんど出ずっぱりに近い。ユアン・マクレガーはうまうまである、最初にこの役を獲得したときには、こんなに最後に美味しい役所になるなんて、きっと想像だにしていなかったと思う。なによりキャストのテロップみれば、1番最初に名前が出ているし、2番目アミダラ、で3番目がアナキンである。 アナキンは確かに主人公であるし、良く喋ってるし、出番も多いが、それでも、なんだろう、これはオビワン・ケノービの目からみたスカイウォーカー家の悲劇のお話と言っても過言ではないと思う。 それれぐらい、物語りの中心はオビワンだ。 とにかくジュダイ騎士は強い。格好良い。戦闘は激しいし師匠も弟子も良く戦う。アニメのクローン大戦の世界がそのまま実写になった感じの作りだ。
やはり過去の25年以上このシリーズにつきあってきた自分の世界観を大切にするために、まずは原語で観た。字幕の出来はまあまあ良かった、特に違和感があった場所は3カ所ほどで、さほど問題ではない。 話が単純なので変な小細工はいらない、見たまんまの世界、総てを受け止めれば十分に楽しめる、シリーズで一番面白いの一般評は正しい。もちろん、最初のスターウォーズ(エピソード4)こじつけるための無理矢理感漂う部分もあるが、でも良くここまで発散した話をこのエピソード4につなげるという所へだけ完全にフォーカスしながら、物語としてこれだけ綺麗にまとめあげたと思う。
さて、吹き替え版は正式公開がなされらたら、すぐにでも見に行く約束を、森川さんファンの友人としているが、これはもう、楽しみの領域を超えている。はっきり言って待ちきれないかも知れない。こんなに活躍するなんて・・・こんなにいっぱい美味しいセリフがあるなんて・・・しかも、最後の方のユアンの表情は、後のオビワン役である名優アレック・ギネスの演じた表情を彷彿させるいい顔してるし・・・ここでちょっとキャストをパンフから転記
>>日本語版声の出演 アナキン・スカイウォーカー:浪川大輔 オビワン・ケノービ:森川智之 パドメ・アミダラ:坂本真綾 パルパティーン/ダース・シディアス:稲垣隆史 ヨーダ:永井一郎 メイス・ウィンドゥ:玄田哲章 ドゥークー伯爵:羽佐間道夫 ベイル・オーガナ:寺杣昌紀 C−3PO:岩崎ひろし ダーズ・ベイダー:大平透 他まだ沢山いらっしゃいます
森川さんファンならば、今回劇場でこれを見逃すわけには行かないと思う。 是非にでも、これは見に行っていただきたい。絶対観るべきだと思う。 もちろん私はまだ吹き替え版は未見だが、森川さんの役は過去のシリーズとおしても最高の役どころ、おそらく劇場で森川さんの演技と美声と叫びを堪能するのに過去最高の作品なはずだ。 一つだけ、過去の吹き替えバージョンから変わったのが、4月に他界されたパルパティーン役の佐々木さん。非常に残念だ。セリフ量も多いし、もっとも暗躍しラスボスとして頂上対決もあるし、ご存命なならと思うとなんとも言えない辛さがあるが、新しく配役された方もきっと雰囲気は出ていると思うので、ここはその方に期待。 実際原語版を観て、演技では余裕のあるユアンの、いろいろな表情とメリハリ緩急甘さも激しさも怒りも叫びもあるセリフの山を森川さんがどう演じているかに注目したい。設定上の時間の経過から、おそらくユアンも森川さんも役年齢が実年齢を追い越しているので、彼らが自分達の若い未熟な部分をどう抑えこんで成長したオビワンを演じているかに注目したい。 また、ベイダーへ堕ちてゆくアナキンは、全身全霊でいっぱいいっぱい(笑)で演じているヘイデン・クリステンセンの健気で若さ溢れる演技が初々しく、まぶしい、それを浪川さんがヘイデンより綺麗に上手く吹き替えしてしまうんじゃないかという楽しい予感がある。吹き替え版は大注目だ。
ナタリーポートマンがとにかく美しいし、可憐だ。そしてアナキン役のヘンデンがまたいい男、美形だ、ひげ面なのにユアンがやたらハンサムに見えてしまう(中年の風格を出すために胴体をかさ上げしていた)、そしてヨーダの格好良さたるや、凄まじいの一語だ。
それにしても、これ1本でもきっと観ればファンとしてはご馳走様な映画なのに、宇宙戦争ではトムも吹き替えてしまうのか・・・信じられない、美味しすぎる、想像するだけで目眩。
スタートレックボイジャーオーディオコメンタリー BOX7おまけの出演声優10名によるフリートーク ボイジャークルーの10人の声優さんが収録時の思い出や役作りで苦労したことなどを、当時を思い出しながら、わいわいがやがやぐだぐだと楽しそうに語っている。森川さんが先輩陣に囲まれながらも、途中から仕切らされたりと、他の声優イベントと似た展開(笑)真殿さんはコメントにいちいち先輩女性陣からつっこみが入ったりと、上下関係がよく判る(笑)。石塚さんが思った以上におちゃめな感じで賢雄さんとポジションが似てるかな?みんな楽しそうで、和気藹々としてて、やはりシリーズを長い年月続けると、実際のクルーのようにこうした関係が築かれていくんだなと思うと、吹き替えを聴いて尚さら楽しくなった。本当に楽しそうだったけど、当時は2本録りや3本録りもあったとの松岡さん艦長のコメントもあったりして、海外ドラマの録りは相当に大変そう。みなさんプロだなぁと再び感心してしまった。
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