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2005年06月22日(水) 今日の話題はこれに尽きます 「宇宙戦争」

宇宙戦争 日本語吹き替え版 主演トム・クルーズ役森川智之

21日の深夜に情報が解禁になったようだ。
昨深夜から今朝にかけて、メールを何通か頂いた。
みなさん、ありがとうございます。
私はぜんぜん知らないで寝てました。(笑)
こんな日が来ることを、ずっと想像してはいましたが、それがいざ現実になると、いわく素直には信じがたいものがあります。
だって、世紀のヒット作の2本、30年以上前に一度だけあったETとSWのガチンコ対決の再現といわれるハリウッドスーパー監督の作品2本の正面ガチンコ対決、夏の大決戦映画である。
劇場公開日本語吹き替え版の両方主演なんて、これ、吹き替えだからできることで、
映画そのもの出演の俳優だったら実現できなかったと思う。

去年の流れから、トムの新作の吹き替えのお仕事が来るのは、十中八九ありえると思っていた。
SWは1が決まったときに2と3はエスカレータ式の学校に合格したように、中等部に合格したら大学までいけるのと同じで、決定事項だったはずだから、誰も疑わないし、そのとおりだった。
SWシリーズで予想外だったことは、オビワンは決して最初はメインの主役ではなく、脇役の一人だったことだ。(もちろん過去のSWシリーズを全部知っていれば、それでもかなり重要な役であることはわかっていたが・・・)気がつけばSW2とSW3は主役であった。
もちろん一番の主役はアナキンであるが、オビワンがのちのちここまでアナキンにかかわって重要な役になるとは、SW1を見終わらないと予想ができなかった。しかも、一応作品紹介をみるとSW2からSW3もユアンの名前が1番最初に出てきている。この役の出世はオビワン演じる張本人の役者ユアン自身も驚いていると、メイキングのコメントにある。

まさか、主演の吹き替えまでガチンコでくるとは・・・この事実を知ったとき、正直鳥肌が立った。
ここ数日のえもいわれぬ興奮と良い意味での胸騒ぎは、まさに良い方向で当たった。
吹き替え版なので、上映館数も少ないし、TV放送とは違ってファンが両方見に来るというプラス効果のほうが大きく、役者のかち合いで興行成績にマイナスになる要因はなにもない、ビジネス的マイナス要因が無い以上、トムがラストサムライで指名した実績のある森川を起用しない理由は何も存在しない。
ただひとつあった懸念は、映画会社のリクエストで一定期間(上映期間中とか)他の作品に主役で出るなというような種類の拘束契約を心配したのだが、とにかくふたを開ければ、なんてことは無かった、出演していることを情報解禁日まで伏せる守秘契約だけだったみたいだ。安堵。

ここでちょっと思ったこと、以下はある意味ファンのたわごと。

森川さんの言動には、ファンへの思いやりというか、
むしろ長年ついてきてくれているファンへの彼の一種の忠誠心みたいなものを感じる。
役者としての誇りや自信もさることながら、絶対の信頼で繋がっているファンとの絆、彼には確信めいたものがあるのだと思う。
彼のファンへの思い、それは、いわば家族に近いレベルの自分にとっての大切なものなのだろう。
これ、双方向の愛じゃないかしら。
彼は、仕事の成功を彼と一緒に、純粋に手放しで心から祝福し喜んでくれる存在を知っている。
だからこそ、ラジオやイベントのトークを通して、言えないことでもヒントやサインを出し、熱心なファンを誘導する。
7月のイベントのこともそう、告知がでる寸前にラジオで「7月にも、なにかあるのかな1本」とほのめかす。
そうすると、熱心なファンが必然的にあちこち調べ始めるわけだ、そして1両日ぐらいでイベントの告知が主催側からなされ、ファンの間で口コミやネットで情報が広がる。彼はこの状況を十分に認識している。そういうレベルの熱心なファンへの彼の忠誠心が示せれば、ほとんどの場合の義務は果たせたことになる。後は仕事の成果をみんなに見てもらえばいいわけだし、メッセージなどはファンクラブの活動を通して形に残して伝える、それが彼のやり方だ。
振り返ってみるに、彼のほのめかし方というのが実に絶妙なタイミングなのは、彼のまめで気配り上手の部分の本領発揮なのであろう。
(堀内さん、檜山さんのイベントなどでの証言によると、普段自分のことにはおおざっぱだが、おまえらの演出など仕事のこととなると、相当に気配り上手でまめだという、似た証言はパスコレの阿部ディレクターも、森川さんはまめだよねの発言あり)。
これが彼の優しさであり気配りだ。実際、告知やヒントだしがあまり早すぎては、調べても何も出てこないわけでファンは疲れはててしまう、また告知があまり遅すぎても、熱心なファンが抽選応募などに出遅れてしまい不興を買うはめになる。ファンに負担をかけず、落胆もさせずの絶妙なタイミング、そこのところを十分に心得ている人だ。
そして吹き替え劇場公開版の件だって、そうだ。守秘義務があって言えないけど、何本かあると言ったのは1ヶ月ぐらい前だったか。6月末にファンクラブ関係の印刷物を発送するという告知があることから、過去のパターンからすると出演情報リストであるロケットクィーンも同時に送られてくるはずだ。すなわち情報解禁日を待っての発送だということなのだろう。すべて段取りができて居る。
森川智之という役者、彼の仕事の成果を待つことはたやすい。期待を裏切らない結果を必ず出す奴だから、ファンにいろいろ期待させても、まったく問題ないわけだ。とても凄い奴だ。

ガラスの仮面
出番は少なかったが、なんだかいい声だった、体調めちゃめちゃ良さそうな声、好調万歳。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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