櫻の!日常カルテドグマ塾!!

2006年06月01日(木) 終わりの始まり

よく出来たCMだなと思う。


調理師専門学校の大和学園のCMだが、


夢を与える魔法を学ぼう。


と歌っている。


カッコいぃじゃあないか。


しかし客に夢を与える魔法は掛けられても、自分に夢を叶えられる魔法が掛かるかどうかはまた話しが違う。


自分が幸せである事は、理屈抜きに他人をも幸せにする。


魔法が魔法たる所以は、方程式として、確立されているところにある。


僕は高校を卒業してから、料理人を志し、辻調理師専門学校で二年を過ごした。

夢とかなんとか、そんな高尚なシロモノではなく、単純に手に職が欲しかっただけだ。


学校では技術は一通り習得出来るのだが、なにより毎日徹底した意識教育を施された。


サービス業とは底辺の職種であるべし。


上司の命令は死しても遂げるべし。


黒いモノも白。


軍隊の様なカリキュラムの中、まるで落ちこぼれで二年の学園生活のうち、半分にも出席が足りなかった僕もやがて調理師になった。


仲のよかった友達、仲間達もまた、日本全国の調理場、ホールへと散らばって行った。


皆勤賞を貰ったやつ、技術試験で満点だったやつ、学科で学年トップだったやつ、二年間放課後の課外授業まで欠かさずこなしていたやつ。
全部引っくるめて、五年後に現場に残ったのは僕と、もう一人の落ちこぼれだけだった。


薄給、長時間労働、過酷な人間関係。


そんな中で、僕は食べる為に選んだ職で、仕事を選べるようになっていった。


ドグマとの共存をするようになり、


今、改めて選択肢を与えられた。


職を全うするのか、ドグマを全うするのか。


迷わず職を捨てる事を告げた。


ちょうど去年、ドグマが1stの音源を、自主製作で発表した時から決めていた事だ。


迷いはない。


その選択肢を僕に投げざるを得なかった上司は、まる一日悩んだそうだ。


あまりにあっさりと答えを出してしまったが、そんな僕の為に悩んでくれた事がとても嬉しかったんだ。


そんな晴れ晴れした気持ちで、主催イベントとレコーディングに望める事がなにより嬉しい。


軋轢ばかりの世界で、毎日死にたいと思っていてもたった一日、生きててよかったなと思える日があればそれでいいと、故らも氏は言われた。


僕は、僕が幸せになる魔法を唱えている。


唱え続けている。


それを栄養にしてみんなが少しでも幸せになれば、なってくれればいい。


その結果、僕は枯れてもいいと思っている。


その理屈に矛盾も迷いもない。


それが、僕の信じる究極魔法だ。


タチのいいメガンテみたいなもんだが。


…、てか、3rd音源のタイトル考えてねーわ、えらいこっちゃ。





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sakura [MAIL] [HOMEPAGE]

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