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2004年11月03日(水) 本の話など1

 前月半ばくらいから、朝の5分くらいを利用して読んで来た赤川次郎の「イマジネーション」を、あと少しで読み終わります。この作家は、学生時代に読み耽った数人の作家のうちの一人で、特に三毛猫ホームズシリーズは大変読みやすく、お気に入りでしたが、この間亡くなったフランソワーズ・サガンなど、少し難しい洋書などを読んでいた友人たちから見れば、本当に幼稚な本を読んでいるように見えたと思います。赤川次郎を手にするのは、実に20年ぶりくらい。
 この本は今年の9月に出版されて、自分が購入したのもそのころで、しかも初版本なので、現在どれくらい読まれているか、今後どのように版を重ねて行くか想像もつかないけれど、新聞広告に書かれていた「想像力を失うと、人はどんなひどいことでもできる。イマジネーション。今、もっとも大切なもの」というキャッチフレーズに惹かれて購入したのです。想像力なんていう言葉は、私達のような広告の仕事では、耳も心も(笑)麻痺してしまうくらい、もう何万回も聞いてきた言葉でしたが、このワンセンテンスは、本当にそうだなあと、今さらながら想像力というものを深く考えさせられたので、思わず、「うまいなあ」と購入に走ったわけです。広告を作るときは、みんなが「ああ、そうだな」と納得するようなひと言があればいいのだとはよく云われましたが、まさしくその通りでした。
 本は、赤川次郎さんのこれまでのエッセイを再編集したものですが、ご本人の自分史と(作家になるまで)これからの世代へ、想像力の欠落のこと、ネオナチ・・・と、想像以上に読みでがあって、これから何を書いて行こうかと考えていた私にとっては、ひとつの指針となる本との出会いになりました。機会があったら、購入しなくても、図書館で開いて気になる項目ひとつでも良いので(1話5分〜10分くらいで読めます。このわかりやすさとやさしさが、相変わらずだったのでうれしかったですが)読んでみて下さい。

+++++++++++++映画案内


 今週は、デスクがフィジー島へ出かけてしまって、人出不足の折り彼女の仕事を引き継いで、二人分も仕事をしています。従って、自分の仕事はまったくはかどらなくて納期を伸ばしてもらったりです(笑)。写真は、彼女がいつも作業している新聞の映画案内の原稿です。自宅に持ち帰り、今日、自宅で、生まれて初めて書いてみました。大きい文字や、小さい文字、並び、目立ち方など、これが結構、パズルみたいで楽しい。

*これからワークスの方は、こんな形の日記になります。
これまでのBBS形式のも、いろんな方のたのしい書き込みがあるので、いつでも見れるようにしておく予定です。
これまで書いて来たものも、自分の記録の為で恐縮ですが、随時整理していくので、しばらく新旧入り交じりの日記になります。


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