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ひまわりさん観察日記 DiaryINDEX|past|will
どの教室でも春のソワソワ感がまん延する中で、金曜クラスはいつもにも増して集中して絵を描いている。油絵を描くひまわりさんが多い中で、特にこの春油絵デビュ−したしょうちゃん(小3)の集中力の深まりは著しい。 ![]() これはしょうちゃんの記念すべき第一作目の油絵。図鑑を見ながら、クワガタとかぶとむしを大きく描いた。周りに色を入れて欲しかったのでそう言うと、星を描いた。白い部分はキャンバス地むき出し。普段はなるべく全体に色を入れるよう指導しているが、何度も描き直した木炭の下描きの痕跡がいい味を出しているので、キャンバス地もいいか、と思い無理強いはしないことにする。 そして現在2作目を描いている。2作目も「かぶとむしを描く」と言い出したので、同じではつまらないなと思い、別の絵を描いたら?と勧めたが、他には描きたいものはない、どうしてもかぶとを描きたい、と言うので、それもいいかと思い、1作目と違う感じの絵にしようね、という条件で描き出す。 しょうちゃんにはひとつ下の弟がいる。りょうすけくん(小2)だ。 しょうちゃんがめでたく油絵に昇進すると、今度はりょうすけくんが黙っていない。しょうちゃんの絵の具をいたずらしたり、「おれもかきたい!」と言ったり。 「しょうちゃんもずっと我慢してきたからね。りょうすけくんも来年まで、もっともっと修行しないと。(水彩)絵の具で修行しないと!」 ・・・餌で釣るみたいな、ちょっとずるい戦法だが、なかなかやりたがらない絵の具のおけいこの導入としては、とても効果があるこの一言。 ![]() ってわけで、油絵と同様に、画用紙に木炭で下描きをして、そこに水彩絵の具で色を塗った、りょうすけくんのオオクワガタと幼虫の絵。とても気持ちよく、大きく大胆に描けました。この調子であと1年。修行の道は長いのだ、りょうすけくん!
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