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verbal representation

2007年07月14日(土) 時空を経て

硝子越しに飛ぶヘリコプターが見えた
新宿の空でも渋谷でも原宿でも
どこまでもどこまででも空は空だった

自由な翼を持つ鳥だとしても
此処に居続ける理由も彼らには在るのだろう

いちいち目につく何かから
逝き急ぐ為 死に急ぐ為の材料を頭に刷り込んで
真新しい景色が朧げになるまで
見慣れた風景が懐かしくなるまで

僕は 此処に居たんだ

此処に 居続けているんだ


僕の背後に背負ったモノは
僕の知らない 遥か昔からの柵で
気づいていようが 気づいていまいが
お構いなしに 圧し掛かって来る

それでも僕は僕なりに
これでも精一杯 生きてきたんだ
罪は償うべきだし 罰も受けるべきだろうけれど
いずれ地獄で裁かれるなら

今はただ 僕自身として生きさせて


それが間違いでも 愚かでも

僕は最後まで 僕自身であることを諦めなはしない


今まで言えなかった叫びを
今まで伝えなかった愛を
今まで救えなかった命と
今まで愛せなかった言葉と想いを

今なら愛することが出来そうな気がする


今なら 伝えられる気がするんだ


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