徒然日記
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どの位の時間が経ったのだろうか。 もう数えるのも諦めてしまった長い時間を経て。
僕と君は覚醒する。
君と僕が合ったのは、そう、彼らが生まれるこのときと同じように 全てが壊れ終わったこの世界だった。
僕らが出会った時、僕らは本当に無知だったね。 それが僕らの中でのあの悲劇を生んだのだろう。
全てが無くなってしまった新しい世界で僕らは出会い、 全てが無くなろうとしている壊れた世界で僕らは別れた。
たった一つの約束を残して 君は消えてしまった。 何度も 何度も探したけれど 君は見つからなかった。 その果てしない時間の中で 人々は何度も世代を繰り返したけれど。 それももうすぐ終るから。
僕が新しい世界を創って君を迎えに行くから。 だからもう少し待っていて。 約束の場所へ、迎えに行くから。
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歌詞解読パート2です。 これ書いてるの、実は6/7だとかそういった事はスルーしてやって下さい。
っちゅうわけで、「FINALE」の二曲目「ハルカ…」 シングル曲になったこの曲は皆さんご承知の通り、「カナタへ…」との対ですね。 勿論シングル曲はシングル曲として、同一人物の生まれ変わりとしての話で繋がるんですが、「FINALE」は絳屡さん的にあえて別人物として解釈します。 この次の「CREATIVE MASTER」にも繋がるんですが。 後々の「君」と「僕」の物語が始まるのは3曲目以降だと思うんですよね。 「ハルカ…」はこの時点での「僕(創世主)」の主観…本音? 凄く寂しくて 切なくて 儚い。 FINALEでの動機の創世主の個人的事情を色濃くした感じでしょうか。 FINALEがある意味現在。 ハルカ…は過去。 「君」が居ない事を認められずに 最期の約束だけを頼りに ありえない希望を胸に 「君」との再会を願う。 似たような「君」と「僕」を生み出した所で それが君を見つける事にはならない筈なのに。
壮大に見えて実際は大きな世界じゃない。 あくまで「君」と「僕」を中心としたそんな世界。 それを色濃くしているのがこの曲かなぁ、と。
「絶え間なく変わり続ける 景色で眠る君に会えるまで」 「いつの日か時空を越えて 出会える様に祈りを残して」 「果てしなく続く螺旋でおびえる君にたどり着けるまで」
凄い時系列が早いんですよね。過去の思いに固執しながら 新しい時代へ期待する。 FINALEみたいに此処がこうでとかじゃなくて。 「まだ知らぬ未来を疑いもせずに」 と歌った数行後には 「終る世界を眺めていた」 と歌う。 それが、シングルでは「壊れかけた世界で出会い、壊れていく様をみながら次の時代での再会を夢見る」という事になるのではないかな、と。 色を見るのに近いものがある気がする。
ちなみに絳屡さん的に FINALEは黒地に赤の波 ハルカ…は水の中で太陽が射したような… あの独特の文様みたいだと思っております。 曲によって色が違う。 模様が違う。 そんな感覚で曲を聴いている気がする。
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