2013年02月27日(水) |
はらちゃん / 福山蒸溜所#47 |
はらちゃんいいなー。
せつないけどほっこり。
越前さんのいる世界に来ると知らないことばかりのはらちゃんが、
逐一質問して、逐一感動している様子になごみます。
考えてみれば、はらちゃんが不思議だと思って感動していることは、
普通にこの世界に生きている人間にとっても不思議で感動的なことなのに、
そのことをすっかり忘れてしまっていたり、正直に感動したりすればむしろアホあつかいだったり。
はらちゃんが生きている世界はすごく狭いけれど、そこにいる人にとってはそこがすべて。
越前さんがいるこの世界だって、もしそこを俯瞰できる存在がいるとすれば、
はらちゃんの世界を見ているような気になるのかもしれない。
はてしない世界観をも感じさせてくれるお話です。
越前さんが幸せになることだけを望み、その邪魔になるようだったら、と、
笑顔で漫画の中に消えていくはらちゃんがせつなすぎでした。
登場人物全員、何かしらせつないけどね。
来週は、「はらちゃんとその仲間達」全員がこの世界に登場。
幼稚園の年少さんみたいに全員で電車になってこわごわ進む様子がらぶりーで、
その年少さんたちを運搬しているヘンなおじさんにヤスケンが!
ますます楽しみですー。
そしてもう先週分になりますが、福山蒸溜所#47では、
東京マラソンにむけてトレーニングを続けていた荘ちゃんのお話から、
マラソンはすごく経済効果があるから、ましゃの故郷、長崎でも「福山マラソン」を企画してみては?
なんてお話に。
荘「長崎は坂道が多いから大変でしょうねー、あのアップダウンは。」
福「いや、平地もあるから。」
荘「じゃ、福山さんの実家のところで折り返して・・」
福「ちがうよ。俺が長崎でマラソンやるとしたら、
龍馬が通った道を通る『龍馬マラソン』に決まってるじゃない! 」
松「たしかに、高知には『脱藩マラソン』っていうのがあるんですよ。」
荘「何だそれ!?」
福「ひゃっはっはっは! あるんだよね、脱藩の道がね。
龍馬と沢村惣之丞がおち合った峠があるんだよね。あんなとこまで行くの!?
でも、そういうキツいとこまで行くのも結構大事だよね。じゃ、亀山社中を通ろうか。」
荘「そこは絶対通らなきゃだめですよね。」
福「相当キツいよ、普通の坂道じゃないからね。」
小「ホノルルマラソンも結構坂があるんで、大丈夫ですよ。」
荘「東京マラソンも、最後の最後に坂があるんですよ。ぐぅーって。」
福「まず、龍馬マラソンは・・・福山龍馬マラソンは・・、
スタートとゴールはあそこにしたい、『平和公園』。爆心地に近い。」
荘「そこで福山さんが『ヨーイ、スタート』バーン!ってやるんですよね?」
福「それでいいですか? 僕走らなくてもいいですか?」
荘「東京マラソンは都知事がバーンってやるんです。」
福「被爆してもずっと立ってた大楠っていう大きなくすの木とか、
迫害された聖人が最後に引き回された二十六聖人の道とか通って、
亀山社中、グラバー亭、岩崎弥太郎が作った三菱の港を眺めながら、電車道をまた通って、
平和公園に戻って平和の祈りを捧げ、第一走者が帰ってくると平和の鳩がぶぁーーーって。」
松「そこまで演出を考えているわけですね?」
小「それ経済効果すごいですよ。」
福「やろう!」
荘「他県からも来るし、世界からも人がきますよ。龍馬ファンも。」
福「福山龍馬マラソン! ・・・ちょっと待って。
そこで福山って名前を付けるのはすごく良くない気がしてきた。」
荘「なんで? テーマ曲も書き下ろしてバーンって。」
福「違いますよ。テーマ曲はたらりら〜ら〜♪(『龍馬伝』のテーマ曲を口ずさむ) 平和のためのマラソンですよ」
荘「それ提案したら絶対通りますよ! 各地、マラソンで町おこしっていうのは多いんですから」
福「これを・・・来年やろう!」
荘「お? 来年やるんだったら今からもう動き出さないと。」
福「長崎市長さんに連絡して?」
実現したらステキでしょうねー。
ま、毎日2キロ走るだけでもけっこうな達成感を味わっている自分には、フルマラソン参加なんて
まったく興味はありませんが(ヒドイ)、龍馬マラソンのコースは是非歩いてみたい道ではあります。
そして、「脱藩マラソン」というものの存在を初めて知り、ちょっと感動。
だっぱんって! だっぱんの道を走らせるって!
粋だわ高知県。
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