今日のおたけび または つぶやき

2013年01月29日(火)  馬鹿の隣にいる覚悟



最近のドラマの中でみつけた名言たち。


  「女があきらめたら世界は終わっちゃうのよ!」(『純と愛』 オカマの師匠)


そのとおりなんだろうな。

女は相当強い。相当しぶとい。そんな女があきらめるときは、そのはるか昔に男なんて

全部あきらめちゃってるだろうし。うん。女はあきらめちゃいかん。

一見、あきらめているように見えて、実はまったくあきらめていない「受け入れてがんばる女」

というのもいっぱいいる。

だから世界は続いているのだな。



  「あなたが笑えば世界は輝くんです!」(『泣くな、はらちゃん』第一話 はらちゃん)


はらちゃんが越前さんに言った言葉ですが、この前に言ってるのが、


 「あなたが幸せでないと我々の世界は曇ったままなんです。

  どうか幸せになって下さい! そのために頑張って戦って下さい!

  お願いです、神様。世界を変えて下さい! 」


よく聞く「あなたの幸せはわたしの幸せ」的なセリフには、

「自己犠牲」や「無償の愛」という言い方の裏にひそむ、すっごい自己憐憫や偽善を感じて

イヤ〜な気持ちになることがあるのだけど、はらちゃんのこれはそんなんじゃない。

もう本当にそのまんま。あなたの幸せがそのまんま鏡のように自分の幸せになるということ。

自分が今となりにいる人を幸せにしたら、それが世界を一周して結局自分が幸せになるということ。

こんなにシンプルなのに、何をどう複雑にしてなかなか手に入らないものにしている

のだろうね、幸せというものを。



  「おまえには馬鹿の隣にいる覚悟が足らん」(『とんび』第三話 海雲和尚)


ええ、わかってますよ。

この回の名言はコレじゃないだろう! ってツッコミが聴こえてきますよ。



でも。海雲和尚やっぱりさすがだわー、と思って。

いたずら坊主が子どもの友達にいても「あんな子にかかわるんじゃない」じゃなくて、

「ヤスは馬鹿なんだから、(ヤスのいたずらを)おまえが止めなくてどうするんだ。

おまえには馬鹿の隣にいる覚悟が足らん」と怒られ、ヤスと一緒におしおきで木に吊るされるって、

海雲ナイス親父! ナイス坊主!



そして今回は、大人になっても一緒に木の下でおしおきの正座させられてる、

(時間はかるために時計持たされてるのがまたツボ)照雲とヤスのツーショに笑わされたと思ったら、

その時のふたりの会話に思いっきり泣かされるという。

「いいなぁ、ヤスは。いいなぁ。」と、穏やかな笑顔で言う照雲、せつなすぎる。いい人すぎる。(涙)



たえ子ねえちゃんの、

花が咲くとこまで見届けられずに枯れちゃう「ふたば」を親になぞらえた話は、

確かに名言でした。



そんないい説教をしてもらっても、まわりの大人たち総出でアキラを育ててもらっても、

「ざまぁみろ。おまえらみんな双葉なんだよ〜! 最後はお父さんに戻ってくんだよ!」

と、勝ち誇って叫ぶヤス。アキラよりはるかに子どもでやっぱりアホです。

でも愛さずにはいられないアホ。


笑いと涙の加減が丁度いいステキなドラマですね。



この名言たち、結局どれも

幸せは人まかせにできない、不幸せは人のせいにできない、ってことなのよね。

そうですか! 世界の幸せはわたしにかかっているわけですか!

そう言われましてもこんなわたしに何ができると!? ←悪魔さん(越前さんの同僚)に説教されるダメな人の典型






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