・「大奥」で女将軍として堂々の口上を述べる家光こと多部ちゃん。
いろいろな作品の多部ちゃんを見ましたが、ここまで多部ちゃんカッコイイ!と
思ったことはございません。立ち姿はきりりと美しく、よく通る声とあの素晴らしいカツゼツで
覚悟のほどをよどみなく語る姿にはもう本当に惚れ惚れしました。
今回は登場人物の誰の人生も強烈に胸に迫ってくる感じでしたわ。
人生の幕を閉じた春日局やお楽をはじめ、これからの生き方が大きく変わるであろう
正勝や幕閣の面々、生殺しだった生活からちゃんと仕事を与えられた御中臈たち、
そしてもちろんそのすべてに強く影響している有功。
誰の人生もとても重くかけがえのないものであることが、ひしひしと伝わる回でした。
多部ちゃん圧勝でしたが、その他では、
・「遅咲きのヒマワリ」で、沈下橋の上で足ぷらぷらさせて座りながら語り合う丈太郎とかほり。
キビシイ現実を突きつけられる場面が続く中、このふたりのやりとりが唯一の憩いです。
遠慮なく言い合える仲でありながら、お互いのことはちゃんとリスペクトしていて、
しかもお互いに異性とまったく意識していないあたりが、こんな美男美女には
まったくありえない設定とは思いつつ、でもそこが好き。
・「純と愛」の、時にお笑い担当、つねに眼福担当の水野。
純の大騒ぎと上司と同僚と家族の人でなしっぷりに食傷気味な中、水野が出てくるだけで和む。
いきなり結婚式の司式になり、水野にしては珍しくテンパって純に「ファイト!」と
喝を入れられてぎこちなくこぶし握り締める外人顔の大男。ラブリーすぎる。
さまざまな内職を手際よくこなしつつ、純からの電話にも常に冷静的確にアドバイスする時の
愛も好き。
・「相棒11」で、幽霊が怖いカイト君と、幽霊を見れた(かもしれない)カイトが羨ましい右京さん。
というか、誰に対しても物怖じしないカイトと、そんなカイトになんか優しい右京さんという
タッグはとても楽しいです。
そして実は、カイトと彼女のシーンも好きなわたくし。今回は彼女の登場がなくて寂しかったですわ。
・「結婚しない」の野ばらの実の花束。(花じゃないけど。そして人でも場面でもないけど)
それを見ながら野ばらの花の絵を描いちゃう純平くんもステキ。
滝沢さん3年ぶりのドラマ出演「悪党」はどうだったのかしらん。
近いうちに拝見します。
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