今日のおたけび または つぶやき

2012年10月01日(月)  ブロスTV第七回



台風一過ですごーく暑かった10月1日。

雨よりも暴風の被害の方が大きかったようですね。



車が風に流されたり倒されたりしている映像を見て恐れをなし、

立体駐車場の上段にのっけてあるうちの車も、用心のため平地に移動してみたり。

さすがにこれまでも、近所で車が飛ばされるほどの突風や竜巻が起きたことはなかったのだけど、

万が一、落ちて自損するだけならまだしも、他の車や人にぶつかったりしたら大変だものね。



そんなこんなで、家にいながらもちょっと落ち着かない夜でしたが、

停電にもならず、ブロスTVも無事に視聴できてヨカッタヨカッタ。




今回は先月のスタジアムライブリクエストの舞台裏特集。

面白かったです。というか、畏敬の念すらおぼえる仕事人としてのカッコよさ。



普段より早い15時16時開演とはいえ、朝8時に会場入りしてから開演まで一時の休みもなく

ウォームアップ、打ち合わせ、リハ、すべてにおいて完璧を目指し、作業が続きます。

ミュージシャンがそこまでやらなくても!と思える作業にもがっつりかかわり、

どんだけ全方位的に目を配っておられるのかと。



ましゃが会場入りするやいなや、打ち合わせしたいスタッフが列になって

順番待ちを始めるという画も見られたしね。お仕事の待ち構えっぷりがハンパないです。

スタッフが持ち込むそのひとつひとつを、自分の眼と耳で確認し、判断し修正し、

よどみなく的確な指示を出してゆく様子は、いちミュージシャンというより、

すさまじくデキる現場監督以外のなにものでもなく。




ご本人がラジオでもよく、「優雅に見える白鳥も水面下では・・・」というたとえを出されますが、

まさしくその水面下の、人目に触れない激務の様子を拝見させていただきました。




そんな中でも、やはりこの方は根っからのミュージシャンだと思わせてくれたのが、


 「さ、今日も一音たりとも間違わない、精度の高い演奏をするよ!」の掛け声。


ミュージシャンとしての最高の自負が感じられるひとことでした。




一番印象的だったのは、井上鑑さんの次の言葉。

演奏中のアイコンタクトのお話ですが、



「演奏中、バンドの誰かが間違えたとしても、間違えた人のことを彼は見ない。

 でも、誰かが普段と違う『何かいいこと』をすると、その人のことをしっかり見て

 すっごく嬉しそうに笑う。だから『彼は全部の音をちゃんと聴いてくれてるんだな』とわかる」と。



ということは当然、間違った音だってちゃんと聞きとってるわけで。

だけど、そこでわざわざ睨みきかせて萎縮させるよりも、良いプレイの方にこそ反応して、

さらにステキな演奏を引き出すことの方が大切とお考えなのでしょう。


それに、プロが間違えたら、間違えた本人が誰よりも一番反省するだろうと、

同じプロとしてちゃんとわかっておられるからだろうと。




今回のブロスTVでは本当に、

ステージ上の出演者からステージ裏のスタッフまで、ハンパな仕事してたらチーム福山にはいられない、

ということを、ひしひしと感じました。ほんとにひしひしと。

そして、それを牽引しているのが福山雅治その人であることも。




なんて人だ・・・

あのハゲだゲイだでうひゃうひゃしてる人と、こんなに仕事に厳しい現場監督が同一人物だなんて・・・

なんてことだ・・・





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