| 2011年06月20日(月) |
「JIN」第十話/「マルモのおきて」第九話 |
「JIN」第十話
11月15日に亡くなるはずだった龍馬さん。
仁先生の必死のがんばりのおかげで、1週間だけは寿命が伸びたものの、
結局それ以上に生きながらえさせることはできず。
でも、仁先生は龍馬さんの治療に全力を尽くし、最後の時を共に濃密に過ごし、看取ることもできた。
意識の戻らない龍馬さんに、「生きたい」という意欲を掻き立てるように
野風からの手紙を読んだり未来の話を面白おかしく語ってきかせたり。
つかの間、目が覚めた龍馬さんには、
自分が連れてこられた江戸時代も江戸の人々もどれだけ素晴らしいかを語り、
ここでどれほど多くのことを学ばせてもらったかを語る。
そして何より「龍馬さんは自分にとって一番の親友で悪友で、最高のヒーロー」と、
心からの賛辞と感謝を伝えられたことは、ふたりの関係に限ればハッピーエンドと言っても
よいのでは、と思えるほどで。
もちろん、ふたりの暑苦しい関係と活躍は、いつまでも見ていたかったですが。
仁先生は龍馬さんがとにかく大好きだから
「自分がこの時代に連れてこられたのは龍馬さんを助けるため」と思い込みたいのは
仕方ないこと。でも、自分がやりたいことと自分のやるべきことは、そうそうぴったり
一致してはくれない。自分が望む結果と実際に訪れる結果もなかなか一致してくれない。
せつないですね。
これまでも数々の命を救うべく必死に努力し、その度に絶望し、迷い、
そしてまた立ち上がってがんばり、をひたすら繰り返してきた仁先生の江戸での人生は、
苦難苦闘の連続でしかなかったように思えます。
でもその努力は、具体的な医術や薬や制度を残しただけでなく、
仁友堂の医者仲間や患者さんたちを中心に、そこから水紋が広がるように
多くの人たちの心の中に何かを残してきたわけで。
その何かがいつどこでどのように世の中を変えることになるのか全くわからないけれど、
「仁先生なんて人はいなかった」ということにだけは絶対にならないはずだと思うのです。
だってもう確実に受け継がれているものね。仁先生に関わった人たちを見ればそれは歴然。
はー。最終回かぁ。どうなるのかなあ。
「マルモのおきて」第九話
今回の金メダルは友樹。満場一致の最高得点で友樹。どちらさまも異議はないはず。
彩ちゃんが結婚しちゃうんじゃないかと心配する友樹。
マルモと薫の間で伝言係の友樹。
糸電話の会話がステキすぎる友樹。
マルモがどんなに薫を心配していたか薫に適切に説明する友樹。
クジラのおやじさんが薫に説教するのを聞いて、薫を見ながらしっかりうなずく友樹。
ああ友樹が素晴らしすぎる。
もちろん、マルモも最高でしたけどね!
ちょっと照れながらも嬉々として父親っぽいことをやるマルモ。(広告でお洋服選び)
娘を心配する父親そのもののマルモ。(薫の捜索)
亡くなった友人に子どもの成長報告をするマルモ。(親の顔が見てみたいよ。オマエだよ。)
子どもたちにとって何がベストなのか悩むマルモ。ああもう本当にイイ奴マルモ!
ムックも要所要所でちょーラブリーでしたし。
あんなにしゃべれるのに出過ぎないし、ちゃんと犬だし。銀メダル似合いすぎだし。
ムックに銀メダルをあげた双子のセンスの良さにも脱帽です。
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