| 2010年10月26日(火) |
「龍馬伝」第四十三話『船中八策』 |
クライマックスは、龍馬が中岡に船中八策をアツく説明するところですが、
すでに船上で書面を見た後藤さまの表情がみるみる変わってゆくあたりから、
なんか凄いのクルぞ! と、わくわくさせられます。
龍馬さんの「志」は、「みんなが笑って暮らせる国」「上士も下士もない平らな国」
を作ることで、富や名声や地位などを求める私利私欲がない。
ゆえに何をやってもそれを自分の手柄にするという考えもない。
船中八策のひとつひとつの項目に、
その考え方を教えてくれた人たちの名前が出てくるのがそんな龍馬さんらしかったです。
龍馬さんのこれまでの出会いのすべてが凝縮されて結晶となったことがよくわかったし。
龍馬さんの説明を聞いている中岡の、驚きとか怯えとか感動とかの表情がいちいちヨカッタ!
やはり上川隆也氏ですな。
そんな上手すぎる凄すぎる上川氏の集中力の高いお芝居に、
時々割って入る藤吉のリアクションも面白かった。
感動して泣いてる様子はかわいらしかったが、中岡の「それを世に出したら殺されるがぜよ」に、
「えぇっ!!」という藤吉の声だけが聞こえるのがなんともリアル。
そして実際、この三人が暗殺の場にいることになるわけですし。ひーん。(また泣く)
では第四十三話のツボ。
・変装(にもなってないが)して大八車を押す陸奥と龍馬。特に陸奥くんお似合い。
・久々に新撰組と大立ち回り
・「こりゃ困ったのぉ」って本当に追いつめられた状況なのにそのお気楽な感じは!
・銃をぶっぱなしつつ中岡登場。
・「なかなか楽しそうじゃな。わしも仲間に入れとうせ。」剛毅だわ。
・京都にも相撲部屋があったのですね。
・お相撲とりながらそんな大事な会話を。
・中岡さんもなかなかいいお身体
・横井小楠先生と面会してた龍馬、今と比べると確実に若い。大人になったんだー。
・「めざわり」言われちゃいました。初登場のミッチー大久保に。
・「命を狙われるくらいのことをせんと、日本は変わらんぜよ。」
この龍馬さんの表情は神がかって素敵すぎる。
次回「雨の逃亡者」って、この期に及んで2時間サスペンスドラマ的なタイトル。
ずぶ濡れ龍馬さんはそりゃカッコいいけれども! 文句なくカッコいいけれども!
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