| 2010年10月07日(木) |
「いい姿勢はいい思考を生む」 |
「いい姿勢はいい思考を生む」
石川遼くんの名言です。
今朝のズームインで、バード羽鳥アナと向かい合ってインタビューに答えている時に、
最近、姿勢に気をつけている、ということの理由に、こうおっしゃっていました。
それを聞いたバードも、即座に姿勢を正して大変素直でいらっしゃいましたが。
これは本当にそうらしいですよ。
ぐんにゃりした姿勢で考え事をすると、ぐんにゃりした結論が、
うつむいて考え事をすると、ネガティブな結論が、
夜中に横になって眠れないまま考えていると、結論はどんどん悪い方に行ってしまうらしいです。
美輪さまが以前書簡だか携帯サイトだかで書かれていたのは、
「何か重要な決断をしなくてはいけないときは、しっかり二本の足を踏みしめて立ち、
堂々と胸をはって顔を上げて、その姿勢で考えなさい」ということ。
そうすると、しっかり立ち向かうためのポジティブな考え方しか浮かんでこないそうな。
立てなかったらとりあえず、座ったままちゃんと背筋を伸ばすだけでも全然違うのですよ。
これね、本当にその通りです。(やってみた。)
やるぞー! ぜったい頑張れるぞ! 的な思考しか浮かんでこない。
良い方向へのマインドコントロールに大変有効です。
ゴルフには全く興味も知識もないのですが、
石川遼くんの言葉と態度はいつも本当に清々しくて、わたしの尊敬する人のひとりです。
どんな時でもポジティブに取り組む態度が、本当に潔くて気持ちがいいです。
不肖わたくし、五十年近く生きてきて、ようやく最近気づいたようなことを、
この人は19歳で、いや、それ以前からしっかり理解して、ちゃんと実践なさっている。
なんでー? なんでそんな色々なことがわかってるのだろう。
プロゴルファーとして成長するためには、技術面だけでなく人間としてトータルに成長しなくてはならない、
ということを、ものすごく若いうちから自覚なさっておられたのですね。
考え方、言葉の選び方、態度、行動のすべてにおいて、自分を成長させる上で最善のものを選び、
実践しているようにお見受けいたします。
要するに、この人もイチローのように、とんでもなく自己管理能力が高いのですよ。
しかもゴルフという分野だけでなく、トータルな人間として自分を成長させるための自己管理能力が。
ぐだぐだダラダラとなんとなーく生きていて、ある日突然一流になってた、なんてことは起きないのだ。
ナマケモノ(notそういう名前の動物)にはナマケモノにふさわしいゴールにしか辿り着けないってことですね。
姿勢とか、言葉遣いとか、表情とか、身なりとか、そんなちったいことでも、
積もり積もって、使う言葉どおりの、見せる表情どおりの、そういう人になってゆくということですね。
ということを、十代の間にちゃんと理解できているというのがやっぱりとんでもなく凄い。
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