えびまおの披露宴の特番を先ほどまで観ていたのですが、
いろいろと桁外れな豪華さを堪能できて楽しかったです。
この披露宴のためにお金を湯水のごとく使っているだろうことは、
金額など教えてもらわなくてもよーくわかりますが、
成金的なイヤらしさが全く感じられなかったのは、
成田屋さんは成金じゃないからだな。(あっさり結論)
由緒正しい千両役者は、これくらいやって当然、という気になりますもの。
色々なこだわりや演出にも、良質な文化や伝統が感じられて、ただの豪奢というわけでもなく。
こういうの見ちゃうと、なぜか結婚式だけ世界各地で何度もやりたがる(しかも同じ人と)
セレブな方々が、みょーに薄っぺらく思えてしまいますよ。やはり格が違うというか。
様々なエピソードから感じたことは、
いやもう伝統を受け継ぐって本当に大変だなと。
でも、末代までずっとずっと受け継がれて欲しい素晴らしいものであるし、
選ばれた人しか受け継ぐことができない本当に貴重なものでもあるし、
それを担う覚悟をしっかり固めたおふたりに幸あれ、と心から思いましたことよ。
舞台上の海老さまはそれはそれはカッコイイけれども、
私生活では女ネタがよく話題にされたし、古典芸能界でもちょっと反逆児を気取っていたりするのかな、
という印象をかつて抱いておりました。
でも、いろいろな発言を聞くと、ちゃんと誠実でオトコマエな心意気の人なのだな、と。
正直なやんちゃで、シンプルで飾らない感じの物言いにすごく好感が持てます。
わたしが一番いいなと思ったのは「大切にしよう、守ろう、と思うことは(これまでも色々な人に対して)
あったけど、(まお嬢に対しては)強く思う。」という言葉。
「強く思う」って本当にシンプルだけど、なんかすごく伝わってくる。
これまでに「大切にしよう、守ろう」と思った人にも失礼な感じがないし。
来月は久々に歌舞伎を観に行くのですが、がぜん楽しみになってきましたよー。
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