2007年09月03日(月) |
空気を読むということ |
世界陸上が終わりました。
アスリートたちはみんな美しかったな・・・。
最高の性能のために鍛え上げられた肉体も美しかったし、
それが存分に躍動しているのも美しかったし、
真剣にがんばる熱い心意気も美しかったです。素敵なもの観させていただきました。
その他のどーでもいい感想としては、
・中井の話も聞いてやれよ織田っ! ふたりの声がカブりすぎて何言ってんだかさっぱりわからねーよっ。
・でもあれだけのハイテンションで「やってくれましたっ!」と言い続けられるのは織田裕二氏しかいないのだろう。
・「日本のサムライたちが!」とそんなに連呼してくれるんなら、是非滝翼の「SAMURAI」使っていただきたかった。
・千葉真子さんの声としゃべり方の破壊力に驚愕した。
・小谷実可子さんのレポートがなんだか好きだった。ほっこり和む感じだった。
・競技前に選手のお顔をひとりずつカメラが抜いていくときに、ニコってされると
とても余裕が感じられて素敵。女性アスリートの皆さん、綺麗な人が多いんですもん。
さて。
では、本日からちょこっとずつ、貞水師匠(←いつからオマエの師匠に)による
話し方の極意をご紹介してまいりましょう。
全部ご紹介したいけどそうもいかないから、特にコレ大事!(わたし基準ですが) と思われるお言葉を。
どれもこれも自戒を込めてご紹介するものばかりです。
「場の空気を読めるか読めないかは、
一つには思いやりの差です。
普段から、
相手の身になって物事を考えているかどうか。
思いやりの足りない人は、自分勝手なことをして、周りの人が迷惑していようが
平気でいる。そういう人が人前で話をすると、やっぱり自分勝手な話し方をするものです。 話というのは、自分が何を言ったかではなく、相手にどう伝わったかが大事です。
ところが、それが分かっていない人は、自分の言いたいことを言いたいようにしゃべって満足する。
そういう人がいくら場数を踏んでも、場の「空気」が読めるようにはなりません。」
(「心を揺さぶる語り方 人間国宝に話術を学ぶ」 一龍斎貞水著より)
いやー。耳が痛いっすねー。
自分の場合は、人前で話すよりこうやって書き散らかすことの方が多いので、
一方的に書きっぱなし、という失礼を散々やっちゃっていると思うのです。
自分の話を聞いてくれる人に、ちゃんと伝える、楽しませる、飽きさせない、というのは
大変な高等技術なわけですが、技術以前にまず「思いやり」なのですと。
たしかに、自分の言いたいことだけ言いっぱなしの人からは思いやりは感じられないし。
貞水師匠の怖いところは、その思いやりは普段の日常生活から培っていないと意味が無い、
と言い切るところです。師匠はこうも言っているのです。
「心を込めること、思いやりを持つことを人前で話すときにだけ発揮しようとしても
できるものじゃありません。それこそ、(その人)らしくなくなって、偽善的な空気が漂います。」
ああもう耳が痛い。本当にその通りですよ師匠。 ←だからいつからオマエの師匠に
オマエのその普段の態度を棚に上げてそんなこと言うか! イイ人ぶってんじゃねえっ!
嘘くさい! 恥ずかしくて聞いてらんない読んでらんない!んだよ、自分!! と、
自分で自分の頭抱えたくなることも少なからずあったりします。
うう・・・。あっちもこっちも恥ずかしいことだらけだわ。
普段からちゃんと思いやりのある人間でいるようがんばります。
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