2007年08月25日(土) |
「World's Wing 翼 Premium 2007」 |
ラスト3daysの初日となる24日の昼と夜を観てまいりました。
やっと観れたよ〜。待ちかねたよ〜。
このところやけに止まることが多いJRもスムースに動いてくれて台風も来なくて、
ただ、ひたすら暑くて暑くて、松竹座界隈のネオンと雑踏の凄さも歌舞伎町と渋谷の交差点を
足したみたいだったけど、とにかく無事に翼の渾身の舞台を観れたことに安堵と感謝でございます。
わたしとしては、翼が踊ってくれればどんな踊りでもきっと大好きだとは思うのだが、
やはりフラメンコは素晴らしかったです。薄暗いステージの中央でたったひとり、
まずはスっと立つ後ろ姿から始まるのだが、何しろ今井さんの後ろ姿は正面姿以上に絶品。
照らされたライトで白シャツが透けて、キレイなカラダのラインが透視能力なくても見えましたし。(ライトありがとう)
バックはひとりもなく、最初から最後までたったひとり。
途中から、踊る今井さんに正面からライトが当てられ、その影がステージ背後に大きく映るのだが、
このシルエットがまたキレイでね。
要するにバックはこの自分の影だけなのです。
フラメンコといえば情熱的な踊り、というのがド素人な私が持っていた印象だったのですが、
翼のフラメンコが感じさせるのは、ギラギラとした情熱というより、内に秘めた情熱というか、静謐な情熱というか。
それが本当に素敵で。(思い出しては感涙)
技術的にどれほどのものなのか私には全くわかりませんが、緩急織り交ぜた振りの
どこを切っても力強く伸びやかで美しかったです。
で、ああいう踊りはきっと、こちらが感じる以上にものすっごく体力使いそうだな、と。
滝沢さんが義経と出会えて和モノの幅をどんどん広げていっているのは大変な
幸運だったと思いますが、翼がフラメンコに出会えたのも素晴らしい幸運だったかも、
と思った次第でございます。さらにさらに極めていっていただきたいです。
フラメンコと双璧をなす素敵さだったのが、「アフリカ」をテーマにしたダンスと
ドラムパフォーマンス。今回イチオシのあの派手でビラビラで可愛い衣装(←全く伝わらない説明)で、
長い棒をぶんぶん振り回し、地を這うようにしなやかに踊り、
そして最後に高い高いやぐらの上で、やぐらをぐらぐら揺らすイキオイでドラマを叩きまくる。
今井さんがこんな素敵なドラマーだったとは!
こちらは正真正銘の上半身ハダカになって、ドラムをガンガン叩きながら『EDGE』を歌う
わけですが、これが意外なほどカッコイイですの。
っつーか、叩くだけで酸欠になりそうな激しさなのに、歌いながらだからもっと凄まじい。
しかも、叩きながら歌うとどちらも中途半端になってカッコ悪くなりそうなのに、
なぜか凄まじくカッコイイ。
いい感じの筋肉に覆われたキレイなハダカの胸が、ものすごくゼーハーしてるのだけど
それがまた素敵で。(本当にいつも変態ですがご了承ください。)
こんな力技でねじ伏せてくる今井さんを初めて観ましたよ。力技ぶらぼー!
フラメンコとこのアフリカだけで、どんだけ満足してしまったことか。
もちろん日生劇場でもご披露していただけるものと思っております。
その他の感想は、長くなりすぎるのでまた後日。
そうそう、本日(25日)昼の部には、なんと滝沢さんがいらっしゃったそうですよ!
わざわざ大阪まで来たのか相方の激励に!
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