座長、『Endless SHOCK』制作発表おめでとうございます。
ひとりきりで、素敵な黒スーツ姿でのご登場だったのですね。
「日本一チケットが取りにくい舞台」って、TBSでは紹介してましたわ。
ほんとだよー。
これまでどうにか観てこられたのも奇跡のようなものですから。
どうぞその奇跡を今回も、と願うばかりでございます。
制作発表と同時に、サントラとDVD発売のニュースも飛び込んでまいりました。
DVDが楽しみなのはもちろんですが、サントラがさらに楽しみで仕方ない。
いい曲が本当にいっぱいあるからね。
明朝のWSも、頑張って捕獲したいと存じます。
さてさて、観ているドラマがどれも最高に面白くて楽しい日々ですが、
面白いけど大変にせつないのが『義経』。
あと3話で終わってしまうーーー。
歴史モノは結末が最初からはっきりしているだけに、ほんと切ない。
去年の今頃もたぶん、近藤勇の最期が近いー、って騒いでいた気がしますが。
画面の中の登場人物を騙している気になってしまうのよね。
一縷の希望に主人公の表情が明るくなったりしても、
キミの行く末はもう見えているのよ、何も知らないのはキミだけなの、
もう最期はすぐそこなの、と、
絶対に変えられない画面の中の未来に、実にもどかしい気持ちで悶々とするのです。
と、ここまで簡単に感情移入するわたしは
どんだけアホなんだっ!!
ま、いいじゃん。
こんくらい単純な視聴者もたまには。 >開き直るしかない
『義経』、最初はなんとなーく一応観てます、って感じだったのですけどね。
『義経』という題だけど、義経本人はめったに出番がないよなー、とか思いながら。
(戦で活躍するようになるまでは、義経の出番は本当に少なかったし)
でも、法皇とその取り巻きがどなたも妖怪じみてて面白いし、
平家の方々も本当にお育ち良さげで濃い顔ぶれだったし、
義経の従者たちの寄せ集め感がたまらなく魅力的だし、
鎌倉殿は実に憎たらしいし、
いつの間にやらどっぷりです。
それに何より、滝沢義経のお顔がこの1年間で本当に変わりましたね。
哀愁を帯びたというか深みが出たというか。
普通に見てたら気がつかなかったのだけど、
回想シーンがいっぱい入った回を観た時に、
最初の頃の彼が、いかにただのふつーの美青年(それだけでも凄いことなんだけど)
だったかに気づきまして。
それが1年近く義経の人生をなぞることで、
こんなにも顔つきが変わるんだ(もちろん魅力的な方へ)と、びっくりしましたの。
人間は顔じゃない、なんて言わねーよ。
露骨に美形好きであることを自覚しておりますし。
顔の好き嫌いが、その人間の好き嫌いとたいてい合致しますし。
だって、
オトコマエな心意気や豊かな経験値は、必ず顔に出ますもん。
摂取しすぎたカロリーとかも出るけど。
だから、イイお顔してるな、と思った人はほぼ間違いなく魅力的です。 >断言
というわけで、とてもいいお顔になったタッキー義経ですが、
前回はこの義経と静のシーンが素晴らしくてねー。
美しく柔らかな舞いという形で、頼朝に毅然と勝負を挑む静と、
静から遠く離れた場所で、追っ手の者たちと闘っている山伏姿の義経。
静にも、義経にも、なぜかその時、
燃えるように美しい紅葉の嵐が吹き付けていて、本当にキレイでしたの。
もはや生きて二度と会うことのないふたりなわけですが、
ふたりがその時、同じ敵に対して一緒に闘っているということが、
共に紅葉の嵐の中にいることで、はっきりと感じられる、素晴らしい演出でした。
五条大橋の桜吹雪は「降らしすぎ」と思い、
壇ノ浦の合戦での金粉は「金粉目立たなすぎ。CGの方がよくね?」と思った私ですが、
この紅葉の嵐には降参。
美しくてせつなくて、今までで一番好きなシーンとなりました。
義経もカッコよかったけど、とにかく静がカッコよすぎだったなー。
感情を押し殺した表情で、でも全身から凄みを放ちつつ、でもあくまでも優美に舞う。
もう、政子より先にわたしが言っておりましたから。
「静の勝ち!」ってね。
この時は本当に静の圧勝。義経も追捕の武者たちに勝っていた。
それはきっと、ふたりで闘ったからなんだけど、
ふたりで一緒に闘っていたことを、ふたりとも知らないのね。
それをこのふたりに知らせてあげられないのがもどかしいーーー。
遠く離れているふたりに「今、キミらは一緒だったんだよ」って
教えてあげられないのが哀しいーーー。
↑ 制作側の思うツボにはまり過ぎなコイツをどーにかしてください。
|