2005年02月08日(火) |
グローブ座は遠いのよ |
まだ本調子ではないので、昨日(7日)は遠出はしたくなかったのですが、
ティポのチケットが7日の朝いちの回だったのでした。
ハイジを観れば元気になるに決まってますが、病み上がりの身体には片道2時間はとっても遠い。
でも、がんばって新大久保へ向かったのです。
でっかいマスクして、体力がなくなった身体でグローブ座を目指すありさまはまるで
遮那王を探してやつれた顔でさすらい歩く弁慶のような ←そんなにデカくないです
ヤンクミに叩きのめされてよろよろと立ち上がる不良のような ←そんな若くもないです
とにかく上演5分前にグローブ座に無事到着。
月曜の朝いちの回だというのに、なんでこんなに埋まってるんだー。
皆さんお仕事は? 学校は?
君を誘うよ〜♪ ファンタスティポへ〜♪ に、抗えなかったのね。
でっかい画面で大好きな剛さんを見ると、やっぱり元気になるなぁ。
映画自体はね、何の予備知識もなく観たらどういう感じ方をしていたかということは、
あまりに予備知識入れすぎてから観てしまったから、もう今となっては自分でもよくわからないのだけど、
話がどこにどう転がっていってもすべてアリだろう、と思えるような気がしましたわ。
追撮の部分が加えられて、また1段階進んだ話として完成しているわけだけど、
追撮部分がなくてもちゃんと完成したものになっていたし。
当初はコメディの予定だったらしいから、笑える場面もいっぱいあるのだけど、
爆笑と言う感じではなくて、なんだかほのかにおかしい、なんだか切なくおかしい、という感じ。
笑っちゃ悪いような、「ココ、笑っていいトコ?」と確認したくなるような、
でもやっぱりにへら〜と笑みがこぼれてしまうような、そんな感じ。
とってもパワフルに生きてる人が観たら、弱々しい世間知らずなおぼっちゃまたちとしか映らず、
そんな甘ちゃんがヒマにまかせて苦悩してるようにしか見えなかったりもするかもな、と思ったり、
でも、なんて繊細で気づかいあってる兄弟なんだ、と思う人には、彼らが抱える漠然とした不安感や、
どうしてもぬぐいきれない喪失感とかを、自分も感じとれたりするのかもしれない。
とりあえず、ダディ牧場とマミィ牧場の意味はわかってないと、最後に来てちんぷんかんぷんかも。
でね、何がいいって、
金太郎がいろんな意味で突き抜けててとっても素敵。
ふたりの愛する息子のために、すごくいろいろ考えて頑張る、いいパパなんだよなー。
金太郎にはちょっと惚れたな。予想外だったな。
金太郎が主役かも、と、思ったほどでしたわ。
しかしやはりハイジの細かい表情が絶品でして。
色々な表情をみせてくれるのだけど、そのすべてが「憂いを含んだ表情」の上に重なってる感じ。
笑顔も、ちょっと考えこむ表情も、はにかむ表情も、無邪気な表情ですら、憂いが下地にあるみたいで、
ぼーっと見惚れてしまいますわよ。
トラジ兄さんとのやりとりも、不思議な間合いの応酬で、クセになりそうです。
アイコンタクトとか、会話とか、スキンシップとか、繊細すぎて愛しすぎるふたりです。
後日、もう1回見に行く予定なので、その時にまたじっくり味わってまいります。
で、明日の最終上映回後に、サプライズがあるんですって?
となると明日は北朝鮮戦を見つつ、グローブ座レポを漁りつつ、帝劇レポも漁りつつ、マシューを観るという
とっても忙しい夜に。
2005年2月、
季節外れの堂本祭りは、まだまだ続くのであった。 ひ〜
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